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[音楽と記憶のバグ~あの曲は、なぜ過去を再生するのか]第1回:なぜ“夜の帰り道”の音楽は強すぎるのか
その夜は、特別じゃなかったはずなのに 深夜2時すぎ。コンビニの白い光から外に出ると、街は急に静かになる。 イヤホンをつける。さっきまで店内で流れていた、どうでもいいBGMとは違う。自分で選んだ音だけが、耳の中に残る。 再生ボタンを押すと、数秒の... -
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[音の地球儀]第28回 ── 呼吸の決闘:イヌイットの喉歌カタジャックと、氷の世界に生きる声
舞台はカナダ北部──ヌナビク(北ケベック州)からヌナブト準州、そして極北の海氷地帯。そこに生きるイヌイットの人々の声楽、カタジャック(Katajjaq)。 音楽なのに「歌」ではない カタジャックは、2人の女性が向かい合って立ち、ほぼ鼻先が触れる距離で... -
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[ブルースという運命──6章でたどる魂の音楽史]第5回:逆輸入されるルーツ──イギリスが再発見したブルース
ブルースはアメリカで生まれた。しかし、その価値が本当に見直されたのは海の向こう──イギリスだった。1960年代、イギリスの若者たちは古いブルースのレコードに衝撃を受け、それを“新しい音楽”として再解釈する。そして皮肉なことに、その熱狂がアメリカ... -
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[連載]JPOPと旅する:角松敏生のバブル期前後の東京ソング
東京を駆け抜けるサウンドの誕生 角松敏生の音楽を語るとき、しばしば「シティポップ」という言葉が用いられる。しかし、彼の描く東京像は、単なる都会的洗練にとどまらない。むしろそこには、疾走するビートの奥に、都市に生きる個人の孤独や焦燥が折り重... -
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[妄想コラム]もしヘヴィメタルが癌を治したら ── 音圧と細胞の、ありえない共鳴についての妄想
歪みは、なぜここまで人を揺らすのか ヘヴィメタルという音楽は、しばしば誤解される。暴力的で、攻撃的で、耳をつんざく騒音。だが、あの飽和したディストーションの奥にあるのは、極めて精密な「制御された混沌」だ。過剰なゲイン、速すぎるテンポ、異様... -
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[響き合うコーヒーと音楽の世界]第35回:ザンビア
こんにちは、リトル・パウです。本日ご紹介するのは、アフリカの「隠れた宝石」と称される産地「ザンビア」です。荒野に沈む巨大な太陽を思わせる、鮮やかで情熱的な一杯を楽しんでください。 ザンビアのコーヒーは、アフリカの他の産地に比べて歴史は浅い... -
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[連載]JPOPと旅する:ピチカート・ファイヴと「東京は夜の七時」
1993年に発表されたピチカート・ファイヴ「東京は夜の七時」は、90年代東京の都市文化を語るうえで避けて通れない一曲である。いわゆる「渋谷系」の代表作として語られることが多いが、その本質は単なるムーブメントの象徴にとどまらない。東京という都市... -
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[ブルースという運命──6章でたどる魂の音楽史]第4回:ブルースは踊り出す──R&Bとロックンロールの誕生
ブルースは、もはや悲しみを独白するだけの音楽ではなくなった。都市で電気を手に入れたその音は、やがて“踊るための音楽”へと変貌する。酒場のざわめきの中で、若者たちはより速く、より強く、より楽しいビートを求めた。その欲望に応えるかたちで生まれ... -
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[妄想コラム]リズムは“落ちること”から生まれたのかもしれない──もし重力がない世界で音楽が進化したら
キックドラムは、なぜあんなにも気持ちいいのだろう。ドン、と鳴る。身体がそれに反応する。足が床を踏み、首が前後に揺れる。クラブのフロアで起きていることは、一見ただの反復運動に見える。だがその奥には、ある絶対的な前提がある。 ──重力だ。 もし... -
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[音の地球儀]第27回 ── 声は森になる:パプアニューギニア、多声の迷宮
民族音楽は、その土地の暮らしや風土、信仰、歴史を音に刻み込んだ、人類の“声”である。電子音が世界を席巻する今もなお、世界各地には太鼓や笛、声と手拍子だけで継承されてきた音楽文化が息づいている。この連載では、アフリカのサバンナからアジアの山...
