COLUMN– category –
-
COLUMN
[音楽語源探偵団]Vol.27:ディスコって、誰が言い出しっぺなの?
「踊る場所」は、もともと踊る場所ではなかった。 「ディスコ」という言葉を聞くと、あなたは何を思い浮かべるだろう。ミラーボール。ギラギラした照明。ラメのスーツ。Bee Geesの「Stayin' Alive」。あるいは映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のジョ... -
COLUMN
[踊る人類学〜音楽はなぜ生まれ、なぜ消えないのか]第五回:世界はまだ知らない音楽で溢れている
エチオピア、ギリシャ、アンゴラ、インドネシア ── 音楽は人類最後の秘境である 私たちは音楽を知った気になっている。スマートフォンを開けば何千万曲もある。Spotifyが推薦してくれる。YouTubeが次の曲を教えてくれる。SNSには毎日新しい音楽が流れてく... -
COLUMN
[連載]JPOPと旅する:郊外都市のアイデンティティを歌う ── 爆風スランプ「KASHIWAマイ・ラブ ~ユーミンを聞きながら~」
1.柏という「中間都市」 ── 流動性が生むアイデンティティ 千葉県の柏市は、首都圏郊外に位置する典型的な「中間都市」である。だがその「典型性」は、単なる均質性ではない。むしろ柏という都市の特質は、絶え間ない人の移動によって形づくられてきた点に... -
COLUMN
[人はなぜ、バンドに惹かれるのか。]第1回:世界最古のバンドは、まだ名前を持っていなかった。
世界中の楽器が消えたとしても、人はきっと音楽をやめない。机を叩き、手を叩き、足を踏み鳴らし、誰かの声に自分の声を重ねるだろう。音楽とは「音」ではなく、「誰かと鳴らす」という行為だからだ。 AIは一瞬で曲を生み出し、ノートPC一台で世界中へ配信... -
COLUMN
[音楽と記憶のバグ〜あの曲は、なぜ過去を再生するのか]第5回:なぜ「あの夏のプレイリスト」は一生更新できないのか
プレイリストは、現代人の日記である ── 「Summer 2019」というフォルダ スマートフォンの中に、もう何年も触っていないプレイリストがある。タイトルは「Summer 2019」。少し気恥ずかしくなるくらい、そのままの名前だ。開けば、当時よく聴いていた曲が十... -
COLUMN
[連載]JPOPと旅する:中途半端であることの強度 ── クリープハイプ「鬼」と津田沼をめぐる考察
1.地名がもたらす現実 ── 「津田沼」という引力 「鬼」は、内面の揺らぎや関係の破綻を描く楽曲でありながら、その語りは当初どこにも固定されない。感情は宙吊りのまま展開し、具体的な場所を拒む。しかし、その流れは「津田沼」という固有名の出現によっ... -
COLUMN
[響き合うコーヒーと音楽の世界]第41回:ムズズ
こんにちは、リトル・パウです。本日ご紹介するのは、アフリカの「温かな心」と大地の恵みが詰まった、マラウィの「ムズズ」です。 マラウィ北部の険しい山岳地帯に暮らす小規模農家たちが、共同で作り上げているコーヒー。それが「ムズズ」です。機械化さ... -
COLUMN
[音の地球儀]第31回 ── 海の向こうを想う歌:カーボベルデ、モルナとサウダージの音楽
アフリカ大陸の西岸から約570キロ。大西洋に浮かぶ小さな島国、カーボベルデには、世界で最も美しい「ため息」が存在する。その名はモルナ。 ゆっくりと揺れるギター。波のように繰り返されるリズム。そして、胸の奥からこぼれ落ちるような歌声。激しい打... -
COLUMN
[踊る人類学〜音楽はなぜ生まれ、なぜ消えないのか]第四回:なぜ低音は人を支配するのか
太鼓、ダブ、テクノ ── 人類はなぜ振動に魅了され続けるのか 音楽には不思議な力がある。悲しみを癒やす。記憶を呼び起こす。人と人を繋ぐ。だが、そのどれよりも原始的な力がある。それが低音だ。 大音量のサウンドシステムの前に立ったことがあるだろう... -
COLUMN
[妄想コラム]4拍子が発明されなかった世界 ── 人類は「ノる」という感覚を知らないまま文明を築いた
「音楽に革命を起こしたのは誰か?」 そんな問いを投げかければ、多くの人はビートルズやクラフトワーク、ジェームス・ブラウン、あるいはデリック・メイの名前を挙げるだろう。でも、もしかすると本当の革命家は、名前すら残っていない。何万年も昔、誰か...
