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[音の地球儀]第29回 ── 回転する意識:トルコ、スーフィーの音楽と恍惚の円環
民族音楽は、その土地の暮らしや風土、信仰、歴史を音に刻み込んだ、人類の“声”である。電子音が世界を席巻する今もなお、世界各地には太鼓や笛、声と手拍子だけで継承されてきた音楽文化が息づいている。この連載では、アフリカのサバンナからアジアの山... -
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らくがき音楽論 VOL.1:DECO*27
©︎琉栞 『DECO*27は5人いる』。SNSで見たこの言葉に、私は思わず深く頷きながらいいねを押した。 DECO*27 は、VOCALOIDなどの音声合成ソフトを用いて楽曲制作を行う“ボカロP”の一人である。ボカロ文化に触れてきた人なら、一度は彼の曲を耳にしたことがあ... -
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[連載]JPOPと旅する:「ハルノヒ」論 ── 北千住から先にある場所
「ハルノヒ」(2020,Sg)は、あいみょんが手がけた、映画『クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』の主題歌である。本作は、恋愛や同棲という普遍的なテーマを扱いながら、きわめて精緻な「場所の構造」を内包している点において特異... -
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[音楽と記憶のバグ~あの曲は、なぜ過去を再生するのか]第3回:クラブで聴いた曲が、家で聴くと別物になる理由
あの夜の“続きを”再生したはずだった 朝方、クラブを出る。 耳の奥にはまだ低音が残っていて、外の空気は少しだけ冷たい。 さっきまで大音量だった世界から急に切り離されると、街の静けさが、逆にノイズみたいに感じる。 終電はもうない。コンビニで水を... -
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[妄想コラム]音楽が「一度しか聴けない」世界で、人はどれほど真剣に耳を澄ましていたのか──消えることを宿命づけられた音の、圧倒的な切実さについて
あなたは今日、何曲聴いただろうか。 通勤中にイヤフォンを差し込み、昨日も一昨日も聴いたプレイリストを再生した。気に入ったサビの部分を何度も巻き戻し、同じフレーズを三度、四度と繰り返した。それはあまりにも自然な行為で、「もう一度聴く」という... -
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[響き合うコーヒーと音楽の世界]第37回:東ティモール
こんにちは、リトル・パウです。本日ご紹介するのは、東南アジアの小さな島国で静かに息づく東ティモールの大地が育んだ力強くも純粋な物語を持つ一杯です。 東ティモールのコーヒーは、いわば「飾らない美しさ」の結晶です。大規模な農園での生産ではなく... -
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[連載]JPOPと旅する:Vaundy「東京フラッシュ」MVロケ地論―断片化される都市と「記憶の東京」の生成
新宿 ── 都市の入口としての匿名性 「東京フラッシュ」のMVは、新宿という都市の「入口」から始まる。この選択は偶然ではない。新宿は日本最大級のターミナルであり、あらゆる人間が交差しながらも互いに無関係であり続ける、徹底した匿名性の空間である。... -
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[音楽と記憶のバグ~あの曲は、なぜ過去を再生するのか]第2回:なぜ“元恋人と結びついた曲”は消せないのか
その曲だけ、うまく再生できない 久しぶりに流れてきた曲を、途中で止める。 イントロを聴いた瞬間に、続きがわかってしまったからじゃない。むしろその逆で、最後まで聴いたときに何が起きるのかを、知っているからだ。 https://www.youtube.com/watch?v=... -
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[ブルースという運命──6章でたどる魂の音楽史]第6回:ブルースは終わらない──ヒップホップから未来へ
ブルースはどこへ行ったのか。そう問われるたびに、少しだけ違和感が残る。なぜならブルースは、どこかへ“行く”ようなものではないからだ。それは消えることも、終わることもない。形を変え、場所を変え、名前を変えながら、ただ在り続ける。本最終回では... -
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[連載]JPOPと旅する:小沢健二が描いた東京という祝祭
1990年代前半、バブル崩壊後の東京は、浮揚感を失いながらも巨大都市としての機能を止めることはなかった。その只中で、小沢健二は東京を悲観でも皮肉でもなく、祝祭として歌い上げた稀有な存在である。彼の楽曲における東京は、摩天楼の象徴でも地方から...
