COLUMN– category –
-
COLUMN
[連載]JPOPと旅する:空白の変質としての埼玉 ── 「キラーチューン」と「緑酒」に見る郊外空間の二層構造
1.埼玉という「操作可能な空間」 椎名林檎および東京事変の映像作品において、埼玉は単なる撮影地ではない。それは、都市の意味をいったん剥ぎ取り、再び編成し直すための「操作可能な空間」として機能している。 東京が歴史・消費・メディアの集積によっ... -
COLUMN
[踊る人類学〜音楽はなぜ生まれ、なぜ消えないのか]第六回:AI時代に音楽は必要か
人類はなぜ歌い、踊り、そして作り続けるのか 未来は、思ったより早くやって来た。スマートフォンの画面を数回タップするだけで音楽が生まれる。「こんな曲が欲しい」と入力すれば数十秒後には完成している。オーケストラも呼ばなくていい。スタジオもいら... -
COLUMN
らくがき音楽論 VOL.3:コレサワ
コレサワはシンガーソングライターである。ライブの時以外、メディアでは顔出しをしておらず、MVやCDのジャケット写真、アーティスト写真など、彼女の代わりに姿を見せているのは「れ子ちゃん」というくまのキャラクターだ。 顔を出さずに活動しているのに... -
COLUMN
[連載]JPOPと旅する:黄昏の郊外が語るもの ── スピッツ「大宮サンセット」と「弱い場所性」の都市論
1.場所から生まれた歌 「大宮サンセット」(2001年、Sgカップリング曲)は、スピッツの楽曲群の中でも、その成立過程において特異な位置を占める作品である。一般的にポップソングは、アルバム制作やシングル展開といった計画的な枠組みの中で構想される。... -
COLUMN
[人はなぜ、バンドに惹かれるのか。]第2回:完璧の先で、人は誰かを求める。
音楽制作は、かつてないほど自由になった。ノートPC一台でオーケストラを鳴らし、AIは数秒でコード進行やメロディを提案する。DJはたった一人で何千人ものフロアを熱狂させ、世界中を旅することができる。効率だけを考えれば、もう誰かと演奏する理由など... -
COLUMN
[響き合うコーヒーと音楽の世界]第42回:セラーノスーペリア
こんにちは、リトル・パウです。本日ご紹介するのは、カリブ海に浮かぶ美しい島国キューバから届いた、情熱と洗練が同居する至高の銘柄「セラーノスーペリア」です。 カリブ海の豊かな陽光と、シエラマエストラ山脈のミネラル豊かな土壌に育まれたキューバ... -
COLUMN
[連載]JPOPと旅する:川を越える記憶 ── スネオヘアー「Over the River」と川越市の都市感覚
1. 境界としての「川」、余白としての都市 「Over the River」(2003年、Sg)というタイトルが喚起するのは、単なる地理的移動ではない。「川を越える」という行為は、境界の横断であり、時間や記憶の層をまたぐ感覚そのものを象徴している。こちら側とあ... -
COLUMN
[音楽と記憶のバグ〜あの曲は、なぜ過去を再生するのか]最終回:音楽は、時間を保存できるのか ── 再生ボタンの向こう側にあるもの。
音楽を聴いているとき、人は何を聴いているのだろう。メロディだろうか。歌詞だろうか。リズムだろうか。もちろん、それもある。でも、この連載を書きながら何度も思った。僕らが本当に再生しているのは、音楽ではない。もっと別のものだ。夜道だった。誰... -
COLUMN
[音楽語源探偵団]Vol.27:ディスコって、誰が言い出しっぺなの?
「踊る場所」は、もともと踊る場所ではなかった。 「ディスコ」という言葉を聞くと、あなたは何を思い浮かべるだろう。ミラーボール。ギラギラした照明。ラメのスーツ。Bee Geesの「Stayin' Alive」。あるいは映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のジョ... -
COLUMN
[踊る人類学〜音楽はなぜ生まれ、なぜ消えないのか]第五回:世界はまだ知らない音楽で溢れている
エチオピア、ギリシャ、アンゴラ、インドネシア ── 音楽は人類最後の秘境である 私たちは音楽を知った気になっている。スマートフォンを開けば何千万曲もある。Spotifyが推薦してくれる。YouTubeが次の曲を教えてくれる。SNSには毎日新しい音楽が流れてく...
