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[妄想コラム]もしも19世紀にレコーディング技術があったなら ── “本物のベートーヴェン”が残した世界線のクラシック史
もしも19世紀にレコーディング技術が存在していたら ── 。この「ありえたかもしれない世界線」を想像すると、クラシック音楽の歴史は根底から変わっていた可能性が高い。ベートーヴェンやショパン、リストといった巨匠たちの演奏が鮮明に残され、それが“正... -
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[音の地球儀]第20回 ── ケルトの記憶:アイルランドの旋律と語りの再生
民族音楽は、その土地の暮らしや風土、信仰、歴史を音に刻み込んだ、人類の“声”である。電子音が世界を席巻する今もなお、世界各地には太鼓や笛、声と手拍子だけで継承されてきた音楽文化が息づいている。この連載では、アフリカのサバンナからアジアの山... -
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[響き合うコーヒーと音楽の世界]第20回:ピーベリー
こんにちは、リトル・パウです。今回、私が皆様をご案内するのは、コーヒー大国ブラジルが誇る、個性豊かな豆「ピーベリー」の世界です。 ピーベリーとは、通常のコーヒー豆(フラットビーン)が1つのコーヒーチェリーの中に2つ入っているのに対し、突然変... -
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[音楽語源探偵団]Vol.20:MCという存在──ヒップホップ文化が生んだ観客との対話者
序章:MCとは何か 音楽における「MC」とは、単にマイクを持って話す人ではない。DJのパフォーマンスをサポートし、観客を盛り上げ、時にはリズムに乗って即興でラップを披露する者を指す。特にヒップホップ文化において、MCは単なる進行役ではなく、曲と観... -
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[連載]JPOPと旅する:サカナクションと北海道 ── 音楽が風景に還る旅
小樽と札幌というキーワード サカナクションの音楽を耳にすると、不思議なことに「土地の匂い」が立ち上がってくる瞬間がある。ただの旋律でも、抽象的な詩でもない。胸に迫るのは、冬の坂道を吹き抜ける風の鋭さであり、夏の港に漂う潮の香りであり、夜釣... -
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「AIが奏でる“人間らしさ”という病」Vol.2 ポップスは歪み、メタルは笑う。
AIが再構築した名曲たちを紹介するコラム「AIが奏でる“人間らしさ”という病」。 第2回となる今回は、第1回とは方向を180度反転。前回の「ハードロック/メタル → ソウル・ファンク」編とは対照的に、ポップスやアシッドジャズの名曲をメタルの重音で再構築... -
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[響き合うコーヒーと音楽の世界]第19回:モカマタリ
こんにちは、リトル・パウです。今回、私が皆様をご案内するのは、コーヒーの歴史において最も古く、そして最も神秘的な存在、イエメン モカマタリの世界です。 イエメンは、コーヒーが世界に広がる最初の港「モカ港」があった場所であり、コーヒー栽培の... -
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[音楽語源探偵団]Vol.19:サンプリングという魔法──学者、メーカー、ヒップホップが紡いだ音楽の再生史
サンプリングとは何か? 「サンプリング」という言葉は、現代の音楽制作において日常語である。既存の音源の一部を抽出し、新たな文脈で再利用する行為──これが音楽的意味でのサンプリングである。しかしその起源は単純ではなく、技術、文化、言葉、法制度... -
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[妄想コラム]歴史の分岐点:Napsterと法廷闘争のなかった世界
1999年、ショーン・ファニングによって創設されたNapsterは、音楽の世界を根底から揺るがした。しかし現実では、レコード会社の訴訟により2001年にサービスは閉鎖される。もし訴訟が起こらず、Napsterが合法サービスとして進化していたらどうだろうか。 そ... -
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[音の地球儀]第19回 ── 音の王国:タイ北部ラーンナー文化の宮廷音楽と民間芸能
民族音楽は、その土地の暮らしや風土、信仰、歴史を音に刻み込んだ、人類の“声”である。電子音が世界を席巻する今もなお、世界各地には太鼓や笛、声と手拍子だけで継承されてきた音楽文化が息づいている。この連載では、アフリカのサバンナからアジアの山...
