テック・ハウスの天井を、ぶち抜け ── WestendがExperts Onlyに放つ会心の一撃「The Ceiling」

2012年頃のフィジェット・ハウス、汗まみれのハウスパーティー、制御不能な一歩手前のフロア——あの時代の混沌としたエネルギーが恋しいと思ったことはないか。ブルックリンを拠点とするテック・ハウスの旗手Westendが、John Summitが主宰するExperts Onlyから新曲「The Ceiling」を今すぐ配信中だ。英国人シンガーソングライターOlivia Sebastianelliのヴォーカルをフィーチャーした本作は、テック・ハウスが本来持っていたはずの本能的な熱量を、全力で取り戻しにかかっている。

ロンドンで書かれた、ニューヨークの魂

曲が生まれたのは昨年12月のロンドン。しかしそのサウンドが纏うのは、ニューヨークの地下室に生きるエネルギーだ。グリッティーなベースライン、容赦なく叩き込まれる4つ打ちのドラム、そしてOlivia Sebastianelliの霞がかったヴォーカル ── 「The Ceiling」は、満員のハウスパーティーが狂乱の一歩手前まで達した瞬間の空気を、完璧に封じ込めている。混沌としたクラブのエネルギーと、思わず拳を上げたくなる高揚感が、絶妙なバランスで同居する。

Westend本人はこう語る ── 「最近のテック・ハウスは、どれも同じレコードに聞こえる。あのカオスなエネルギーを取り戻したかった。2012年頃のフィジェット・ハウス、映画Project Xが10代の自分にとって最高だった頃みたいなやつを。最初のセッションが終わった瞬間にマネージャーに電話して”特別なものができた”と言った。John(Summit)にデモを送ったら、彼も真っ先に”The Ceiling”を指さして同じことを言った。ライヴでかけるたびに初めて聴く観客が全員狂う ── それが勝ち確の証拠だよ」。

天井から家具がぶら下がる、DIYの美学

ミュージックビデオはブルックリンで撮影。タイトルの文字通り、天井から家具が吊るされた遊び心満点のセットで、曲の持つプレイフルなカオスを映像化した。AIとハイポリッシュが支配するダンスミュージックの映像文化の中で、手作りのDIY的な愛嬌を貫いたこのビデオは、音源と同じく「本物」の体温を持っている。

2016年のデビューから10年、今が最大の章

2016年にシーンに登場して以来、Westendはモダン・ハウスとテック・ハウスのサウンドを形成する最前線に立ち続けてきた。John Summit、HUGEL、ACRAZE、SIDEPIECEとのコラボレーション、Toolroom、Catch & Release、Solotoko、Dirtybirdなど名門レーベルへのリリース、そして2023年には自身のレーベルTrace Amountsを設立し、Kick & Bassを通じた若手育成にも力を注いできた。2026年はラスベガスのLIVでの初レジデンシー、地元ブルックリンでのヘッドライナー公演、EDC、Lollapalooza、Electric Forestと続く怒涛のフェスティバル・シーズンと、キャリア最大の章が動き始めている。

ツアー日程

6月5日 LIV Beach — Las Vegas, NV 6月12日 Day Trip Block Party — Seattle, WA 6月14日 Day Trip In The Park — Los Angeles, CA 6月20日 Day Trip On The Roof — San Francisco, CA 6月25日 Electric Forest — Rothbury, MI 6月28日 Day Trip Festival — Long Beach, CA 7月17日 Brooklyn Backyard — Brooklyn, NY 7月19日 LIV Beach — Las Vegas, NV 7月26日 Shambhala — Salmo, BC 8月2日 Lollapalooza — Chicago, IL 8月7日 Das Energi — Salt Lake City, UT 8月8日 Elements Festival — Long Pond, PA 10月8日 LIV Beach — Las Vegas, NV

「The Ceiling」を今すぐ聴くInstagramSpotify

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