
バルセロナが誇る”公然の秘密”が、今年も帰ってくる。8月7日から9日の3日間、Brunch Electronik Festivalが地中海を臨むパルク・デル・フォルムに陣を構え、100組を超えるアーティストとともに現代電子音楽の全領域を塗りつくす。2026年版はフェスティバル史上最も野心的な版として、再設計されたステージ、強化されたサステナビリティ施策、そして街全体へと拡張するアフターパーティーを携えて帰還する。
3日間、音楽の地図の端から端まで
金曜日はKaytranada、Jeff Mills、Miss Monique、Paul Kalkbrennerが幕を開ける。土曜日にはEric Prydz、Luciano、Floating Points(ライブ)、そして滅多に実現しないBASHKKA b2b Sally Cのコラボレーション。日曜日のクロージングはThe Blaze(DJ Set)が担う。
テクノの源流を体現するJeff Millsから、RødhådやMarrønの革新性、I Hate ModelsやSNTS、999999999の容赦ない強度まで。メロディアスな側面ではEric Prydz、CamelPhat、Kevin de Vries、Massano、Miss Moniqueが、ハウスとテックハウスではJamie Jones、Luciano、Seth Troxler、Wadeが、そしてアンダーグラウンドの深部ではShanti Celeste、Chaos in the CBD、PARAMIDA、Yu Suが会場を満たす。
エクスクルーシブも見逃せない。Kaytranadaはスペイン本土で2026年唯一のパフォーマンスをここで行い、Cassius(ライブ)とAcid Arab(ライブ)もスペインでの年間唯一のライブ公演をBrunchのステージに選んだ。ÂMe b2b Trikk、Amémé b2b LP Giobbiといった特別なb2bコラボレーションも、ほかでは見られない組み合わせだ。
バルセロナ地元シーンからはPaula GM、Brieela、INEXXSTABLE、NHYMPH、Mercè、B1N0、Lil Dami、Flashy Ice Creamが参加し、この街が今いかに豊かな創造的エネルギーを抱えているかを示す。






ステージが変わる、体験が変わる
2026年版の最大のトピックのひとつがステージの全面刷新だ。GrooviKはインダストリアルな美学を持つ円形屋根と2層構造へと生まれ変わり、アーティストと観客の距離を劇的に縮める。Yamaha協賛のIconiKはフェスティバルのランドマーク的空間へと拡張し、大規模建築と野心的なビジュアルコンセプトを融合させる。
3年目を迎えるOpen Stageも完全リデザインされ、7月16日まで受け付けているオープンコールからの審査で選ばれた1日8組のDJが毎日フロアに立つ。HarmoniK、EuphoriK by Estrella Damm、RhythmiKはResident Advisorとの継続的なコラボレーションのもと、次世代DJの発掘を続ける。






街全体がフェスになる夜
会場のパルク・デル・フォルムにとどまらず、バルセロナの名うてのベニューがアフターパーティーの舞台となる。Input、Upload、La Terraza、NACARへは金土曜日に無料シャトルバスが運行され、移動の手間と排気ガスを同時に削減する。日曜のクロージングはNACARが受け持つ。
快適性への投資も続く。L-Acousticシステムへのアップグレード、4か所の冷水補給ステーション(2025年は9万リットルを配布)、ミストシステム、日陰スペースの増設、終日無料のフレッシュフルーツ提供——炎天下のバルセロナで丸一日過ごすための環境が、コミュニティの声に応える形で整えられてゆく。Music For All Foundationとのパートナーシップによる聴覚・視覚・移動障害を持つ来場者へのサポートも継続する。
2012年にオープンエアの日曜パーティーとして産声を上げたBrunch Elektronikは、今やバルセロナとほぼ同義の電子音楽ブランドとなった。パルク・デル・フォルムでの開催は2028年まで確定しており、Brunch Electronik Festival 2026はその歩みの中でも際立った章となりそうだ。






Brunch Electronik Festival 2026
2026年8月7日(金)〜9日(日)
会場:Parc del Fòrum、バルセロナ
