女性説教師の声が、フロアを祈りの場に変える ── Jenny Harrison「Going Crazy」、マンチェスターの25年が結晶した夏のアンセム

マンチェスター出身のDJ/プロデューサー、Jenny Harrisonが、Muscle Funkレーベルより新曲「Going Crazy」をリリースする。Beatportプロモ配信が7月31日、全体配信が8月14日。キャリア25年を重ねたベテランが放つビッグルーム・ハウスの一撃は、ある女性説教師の力強い言葉を核心に据えた、この夏のフロアを揺さぶる一曲だ。

祈りの声とベースラインが溶け合う瞬間

「Going Crazy」の最大の武器は、本物の女性説教師によるスポークンワードだ。説得力と霊性に満ちたその声を、Jenny Harrisonは重厚なベースラインとエアリーなシンセメロディに乗せて再構築。本来は礼拝の場で発せられていたはずの高揚するメッセージが、クラブのフロアという新たな聴衆のもとへと運ばれていく。宗教とダンスミュージックが交差するこの構造は、ハウスミュージックが本来持っていた霊的な衝動を想起させる。

Lenny Fontanaが注ぎ込む、ニューヨークのDNA

リミックスを担うのは、NYの名士Lenny Fontana。DJ Larry Levanに薫陶を受け、80年代末のStudio 54でキャリアを磨き、現在もKarmic Power Records主宰として精力的に活動する彼は、今年1月にもTraxsourceで1位を獲得したばかりだ。今回のリミックスでは、アップリフティングなピアノフック、ビブラフォンの煌めき、ディスコのエッセンスを帯びたストリングスを投入。チョップされたボーカルレイヤーを遊ばせながら、原曲の霊的な熱量を別の角度から照らし出す。

25年のキャリアが語るもの

Jenny Harrisonは2000年にキャリアをスタートし、Miss Moneypenny’s、Sankeys、Venusといった伝説的ブランドでレジデントを務めながら、イビザのSpace、Amnesia、DC10、シンガポールのZoukなど世界の名門ベニューを渡り歩いてきた。マンチェスターのKey 103でラジオパーソナリティとしても活躍し、2026年の完売チケットのMambo Festivalへの出演もその勢いを証明している。

「ダンスミュージックは何年もの間、私の人生の大きな部分を占めてきた。このリリースは私のシーンへの情熱と、デッキの後ろで感じるエネルギーを反映したものだ」 ── そう語るHarrisonにとって、「Going Crazy」はキャリアの集大成でありながら、明らかに次の章へ向けた扉でもある。

「Going Crazy」(Lenny Fontana Remix収録)
Beatportプロモ:2026年7月31日 / 全体リリース:2026年8月14日
Muscle Funk

Jenny Harrison
‘Going Crazy’ (Incl. Lenny Fontana Remix)

Muscle Funk / MFM10
https://www.instagram.com/djjennyharrison/

https://www.musclefunkmusic.com

https://linktr.ee/musclefunkmusic

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!