催眠とシネマの狭間で ── Stone Van Brooken「Move With Me」、自身のレーベルから放つピークタイムの宣言

ベルギー出身のDJ/プロデューサー、Stanislas Vanseghbroeck ── Stone Van Brookenの名で活動する彼が、自身のインプリントFragmental Recordsより最新シングル「Move With Me」を7月3日にリリースした。メロディック・テクノを軸に築いてきたサウンドをピークタイム・テクノの領域へと押し広げた本作は、グルーヴとメロディ、フロアの機能性と感情的な奥行きをひとつのトラックに凝縮させた力作だ。

ドライヴィング・グルーヴとスポークンワードが共鳴する夜

「Move With Me」の構造はシンプルかつ強靭だ。推進力のあるグルーヴが骨格を形成し、宙を舞うようなメロディック・リードがその上を走る。そこに催眠的なスポークンワード・ボーカルが絡み、フロアを別の次元へと引き込んでいく。レトロ・フューチャリスティックな美学と没入型クラブ体験からインスピレーションを得たというサウンドは、フェスティバルのメインステージでも、アンダーグラウンドのクラブ空間でも等しく機能するよう設計されている。

グローバルなメロディック・テクノ・ムーヴメントが今まさに燃え上がっているその熱量を捉えながら、Stone Van Brookenはあくまでも自分のグルーヴという根っこを手放さない。その誠実さが、単なるトレンド追従とは一線を画す説得力を生んでいる。

Fragmental Recordsの第2章

「Move With Me」はFragmental Recordsとしても重要なマイルストーンだ。Stone Van Brookenが自ら立ち上げたこのレーベルの第2弾リリースとなる本作は、「メロディックな洗練とピークタイムのエネルギーを橋渡しする」というレーベルのコアアイデンティティをより鮮明に打ち出す一枚となった。自分のビジョンを自分のプラットフォームから発信するという選択は、アーティストとしての自律性と長期的なコミットメントの表れでもある。

感情とフロアの間を往還するサウンド

Stone Van Brookenがこれまで積み上げてきたのは、クラブの機能性と感情的な深度を同時に追求するという、ともすれば相反するふたつの価値を両立させる技術だ。ヨーロッパを中心に国際的なアーティストやオーディエンスからの支持を集めながら、彼はメロディック・テクノという表現形式の可能性を着実に広げ続けている。

「Move With Me」は現在、全プラットフォームにてストリーミング配信中。

Release Date: July 3, 2026

Pre-Save / Stream:
https://go.protonradio.com/r/rlkxVb5oRrF2Y

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