サックスとチェロが、アフロハウスの夜に溶けていく ── Lukas & Frank、クラシックの身体でフロアを制す

クラシック音楽の訓練を受けたふたりが、アフロハウスとメロディック・ハウスの世界へと完全に身を投じたとき、何が起きるのか。ベルリン発のデュオ、Lukas & Frankはその答えをステージで体現してきた。ライブサックスとライブチェロ、そしてDJプレイを融合させた彼らのパフォーマンスは、ヨーロッパ、アジア、北米のオーディエンスを次々と虜にしながら、国際的な注目を急速に集めている。

クラシックからフロアへ、それぞれの変容

LukasとFrankが出会ったのは2024年末のこと。互いに共演したステージで生まれた予期せぬケミストリーが、瞬く間にクリエイティブなパートナーシップへと発展した。Lukasはクラシック音楽の基礎を持ちながらサックス演奏とDJへ進化し、Frankはクラシックからロックやテクノをまたいでチェロ奏者として電子音楽シーンに着地した。ふたりの出自はまったく異なるが、「生の楽器演奏をダンスミュージックに持ち込む」という衝動において、彼らは完璧に一致している。

Spotifyバイラルチャート、Beatport Top 10 ── 数字が語る急成長

活動開始からわずか1年余りで、Lukas & Frankが積み上げた数字は圧倒的だ。Spotify月間リスナーは120万人超、InstagramとTikTokを合わせたフォロワー数は40万人を突破、YouTubeでは100万回再生を超えた。「Back To Black」はSpotifyのバイラルTop 50入りとBeatport Afro Houseチャートのトップ10を達成し、「Promiscuous」は同チャートで2位まで上り詰めた。国際的なDJやテイストメイカーたちからの支持も広がり、アフロハウス・シーンの中でも際立った存在感を示している。

HOLFという名のもう一つの実験

Lukas & Frankの活動はアーティストとしての枠にとどまらない。自ら立ち上げたイベントシリーズ「House of Lukas & Frank(HOLF)」は、ベルリン、ロンドン、パリ、イスタンブール、ソフィアといった世界の主要都市でキュレーティッドなハウスミュージック体験を届ける独立したブランドへと成長した。演奏するだけでなく、文化を編集し、場を設計する——そのアントレプレナーシップが、彼らをシーンの中で単なるパフォーマーを超えた存在にしている。

クラブ、フェスティバル、スペシャルイベントへのブッキングを重ねながら、Lukas & Frankは生楽器とエレクトロニック・ミュージックの境界を溶かし続ける。そのサウンドが次にどの都市のフロアを揺らすのか、注目が集まっている。

https://www.instagram.com/lukasandfrank

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!