
Interplanetary Criminal、Main Phase、Hamdi、DJ BORING——これだけのビッグネームが一斉に支持を表明しているのに、その正体は誰も知らない。匿名のクラブミュージック・アーティストOBLQが、DJ Tennis主宰のLife and Deathからデビュー・ダブルシングル「Be Yourself」/「Kick Up」を本日リリースした。これが公にリリースされるOBLQの音楽として、初めての作品だ。
2曲で示す、フロアへの歯の立て方
昨年秋にSoundCloudでプレビューした「Sunshine」が瞬く間に話題をさらって以来、OBLQのサウンドへの期待は静かに、しかし確実に膨らんでいた。そのデビューを飾る2曲は、互いに補い合うように異なる顔を持つ。
「Be Yourself」はビッグルームのプレッシャーに真っ向から向き合う一曲だ。生のレイヴのエネルギーがスリークなヴォーカルサンプルとクラシックなテッキードラムに乗って迸り、フロアを一気に沸騰させる。対する「Kick Up」はその野生の反撃だ。スナップの効いたブレイク、ヴォーカルチョップ、そして背後の壁を揺さぶるサブベースが詰め込まれたUKベース・バンガー ── ここには明らかに「歯」がある。
合わせて、OBLQというアーティストが何者なのかを名前や顔ではなく、音だけで語り切っている。そのやり方がすでにかっこいい。
