忍び込んだ才能が鳴らす、真夏の夜の不敵なビート ── Wet VelvetがDirtybirdの精神を継承する新作『Dance 4 Me』をドロップ

サンフランシスコ・ベイエリアを拠点に活動するプロデューサー兼DJ、Wet Velvetが、名門レーベルDirtybirdの革新的な「Flight Week」シリーズに最新EP『Dance 4 Me』を引っ提げて参戦した 。この2曲入りEPは、単なるニューリリースという枠を超え、意欲的なクリエイターが自らの手で掴み取ったチャンスの結晶である

特筆すべきは、Wet Velvetが昨年開催されたDirtybirdのソングライティング・キャンプに「非公式に忍び込んだ」というエピソードだ 。しかし、彼はただの侵入者では終わらなかった 。その圧倒的な熱量と才能でキャンプの空気を味方につけ、Life On PlanetsやSHADEDといった実力派たちとの鮮烈なコラボレーションを結実させたのである 。本作は、間もなくリリースされる「Flight Week」コンピレーションアルバムへの最後を飾る先行弾であり、レーベルが誇るベテランと次世代の才能が火花を散らす、もっともエキサイティングな音楽的交歓の記録だ

シカゴハウスの血統と、深夜のクラブを狂わせるディープな残響

Wet Velvetのサウンドの根底にあるのは、シカゴハウスとファンクへの深い敬意だ 。これまでも数々のインディペンデント・レーベルから楽曲を発表し、耳の早いフリークたちの注目を集めてきた 。今作『Dance 4 Me』は、そんな彼のDirtybirdにおける初のソロオリジナル作品となる

表題曲「Dance 4 Me」は、抑えめでありながらもしなやかで妖艶なトラック 。低く唸るベースラインと歯切れの良いパーカッションの隙間を、Life On Planetsのコケティッシュなボーカルが泳ぐように彩っていく 。 一方、カップリングの「Vice City」では一転してギアが跳ね上がる 。SHADEDを迎えたこのトラックは、重厚なベースの圧迫感とジッパーのように刻まれるシンセサイザー、そして鋭利なボーカルが混ざり合い、深夜のフロアを底なしの熱狂へと突き落とす漆黒のクラブカットに仕上がっている

今夏には、Dirtybirdが仕掛けるフェスティバル「Dirtybird Campout x Northern Nights」への出演も控えている彼 。潜り込みの天才が、今度はオフィシャルな主役としてクラウドを踊らせる番だ

『Dance 4 Me』 EP トラックリスト

  • Dance 4 Me (w/ Life On Planets)
  • Vice City (w/ SHADED)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!