
結婚式まであと7日。ボストンで出会い、この上なく幸福な日々を送っていたチャーリーとエマが、夕食の席でのひとつのゲームによって疑心暗鬼の底へと墜落していく ── A24ラブストーリー史上No.1の大ヒットを記録した映画『ドラマなふたり』(8月21日公開)の、フォトシューティングメイキング映像とキャスト・監督によるキャラクター解説コメントが解禁された。
カジュアルな笑顔が、物語を知ったあとに別の色を帯びる
解禁された映像は、劇中のスナップ写真を撮影するメイキング風景を捉えたもの。普段着姿のロバート・パティンソンとゼンデイヤがカメラの前ではしゃぎ、無邪気な笑顔を見せ合うその自然体のやり取りは、思わず頬が緩むほど微笑ましい。しかしこの幸福な光景は、物語の行く末を知ることで、まったく異なる意味合いを帯びてくる。エマを演じたゼンデイヤが語るように、「この作品の本質は、人間関係をひとつの形に収めることはできないという点にある」 ── その言葉がじわじわと効いてくる映像だ。
完璧な相手を信じ続けた男と、秘密を抱えた女
チャーリーはイギリス出身の美術館キュレーターで、優秀で容姿にも恵まれながら、どこか内に感情を秘めてしまうタイプの人間だ。監督のクリストファー・ボルグリはその外部者性を意図的に設定し、異国・アメリカを観察するレンズとして機能させた。ゼンデイヤはチャーリーをこう分析する。「彼は本質的にいい人だけれど、周囲の意見に影響されやすく、人からいい人だと思われるかどうかを本気で気にしてしまう」。
一方のエマは、ケンブリッジの出版社に勤める知性的な文芸編集者。その内面にはルイジアナの郊外で育った孤独と痛みが刻まれており、チャーリーたちの世界に自分の居場所を求めもがいている。しかしチャーリーはその複雑な内側に気づかない。ロバート・パティンソンの言葉が刺さる。「チャーリーにとって、エマは完璧さを体現したような存在。彼女が間違うなんて全く想像できないんだ」。
北欧の鬼才×アリ・アスターという組み合わせが生んだ”ロマンティックな悪夢”
監督・脚本を手がけるのはノルウェー出身のクリストファー・ボルグリ。『ドリーム・シナリオ』『シック・オブ・マイセルフ』で独自の不穏な視点を確立してきた彼の作家性と、プロデューサーに名を連ねる『ミッドサマー』のアリ・アスターの存在が、このウエディングロマンスを単純なラブストーリーとは別次元の何かへと引き上げている。
海外レビューは「ロマンティックな悪夢」(COLLIDER)、「愛の概念を揺さぶる挑発的な試み」(The Guardian)、「議論を巻き起こす爆弾のようなロマンス」(SLASH FILM)と絶賛が続く。共演にはバンドHAIMのアラナ・ハイム、『憐れみの3章』のママドゥ・アティエ、ヘイリー・ゲイツも名を連ねる。
作品情報
監督・脚本:クリストファー・ボルグリ 製作:ラース・クヌードセン、アリ・アスター
出演:ゼンデイヤ、ロバート・パティンソン、アラナ・ハイム、ママドゥ・アティエ、ヘイリー・ゲイツほか
2026年/アメリカ/105分 配給:ハピネットファントム・スタジオ
8月21日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
