ロンドンが36時間眠らない ── アンダーグラウンドの理想郷「Waterworks Extended 2026」、全貌が明らかに

ロンドン屈指のアンダーグラウンド・フェスティバルとして熱い支持を集めるWaterworks Extendedが、2026年開催のタイムテーブルを公開した。今年は会場をロンドン屈指のカルチャースポットThe Causeへ移し、9月12日正午から14日午前0時まで、実に36時間ノンストップで音楽が鳴り続ける特別開催となる。

「長く踊る」ことそのものをテーマに掲げた今回のエクステンデッド・エディションは、通常のフェスティバルとは一線を画す、UKクラブカルチャーの現在地を体感する濃密な週末になりそうだ。

36時間という贅沢 ── DJセットが本来の姿を取り戻す

Waterworksが今回目指したのは、「出演者を増やすこと」ではなく、「音楽が育つ時間」を作ることだった。

会場となるThe Causeの複数フロアを最大限に活用し、それぞれのサウンドシステムや空間設計に合わせてロングセットを実現。アーティストは時間に追われることなく、自身の世界観をゆっくりと描き出すことができる。

共同創設者であり、Love Internationalを手がけるDave Harveyは、「Waterworksは、UKクラブカルチャーを支えるアンダーグラウンド・アーティストへ焦点を当てるために始まった。36時間というフォーマットによって、これまでロンドンにはなかった特別な体験が生まれる」とコメントしている。

https://clashfinder.com/s/waterworks2026

ロンドン・アンダーグラウンドの”今”を象徴するラインナップ

出演者もWaterworksらしい美意識に満ちている。

Daniel Avery、Craig Richards、Christian AB、Bradley Zero、Erol Alkan、Leon Vynehall、Midland、Objekt、Djrum、DJ Storm、Eris Drew、Skee Maskら、ジャンルを横断しながら世界中のクラブシーンを更新し続けるアーティストが一堂に会する。

さらにライブアクトとしてReptant、Alex Kassian、Manami、Decius Soundsystemも出演。テクノ、ハウス、UKベース、ブレイクス、ダブ、ジャングル、グライムまで、多様なロンドンの音楽文化が立体的に表現される。

コミュニティが主役になるフェスティバル

Waterworksの特徴は、スターDJだけに頼らないことだ。

日曜日にはKeep Hush、Outlook Festival、DaMetalMessiah、EC2A、Ruptureなど、ロンドンのサウンドシステム文化を支えてきたコミュニティが各ステージをキュレーション。それぞれの歴史や思想までもイベントの一部として共有する。

また、Resident Advisorは創設25周年を記念し、フェス期間中Warehouseステージを全面プロデュース。UKベース・カルチャー研究家DaMetalMessiahとの特別企画も予定されている。

「フェス」ではなく、クラブカルチャーそのもの

共同ブッカーのSimon Denbyは、「ロンドンという街の音楽的多様性を、より深く掘り下げたい」と語る。

Waterworksが描いているのは、大物ヘッドライナーを並べるイベントではない。世代を超えて受け継がれてきたクラブカルチャーと、新しいムーブメントが自然に交差する場所をつくることだ。

だからこそ、このフェスティバルでは照明、サウンドシステム、ステージ設計に至るまで細部へ徹底的にこだわり、36時間という時間の流れそのものを演出している。

音楽を”消費する”のではなく、音楽の中で生活するような週末。

Waterworks Extended 2026は、ロンドンのアンダーグラウンドが持つ創造性、自由、そしてコミュニティの力を凝縮した、他では決して味わえない36時間になるだろう。

https://waterworksfestival.co.uk

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