
SNSを突然閉鎖し、ツアーをやめ、公の場からほぼ姿を消した。その間、世界は彼らのことを忘れていなかった——ただ、待ち続けていた。フランス出身のドミとテキサス出身のJD・ベックによる2人組、ドミ&JD・ベックが4年ぶりのセカンド・アルバム『フー・アスクド?』を2026年7月31日にリリースする。アンダーソン・パーク主宰のAPESHITとブルーノートのダブルネームで放つこの新作は、ダラスのホーム・スタジオで2年以上をかけて積み上げられた、彼らにとって最も意図的で、最もパーソナルな作品だ。
「完全に自分たちのためだけに」 ── 前作を超えたヴォーカル・アルバムの誕生
デビュー作『ノット・タイト』がインストゥルメンタル中心だったのに対し、今作はほぼ全曲でドミとJD・ベック自身のヴォーカルをフィーチャーした。グリッチ感に煌めく「イグジット」、自身の成長と季節の移ろいをゆったりとしたメロディと複雑なリズムに乗せた「グローイング・オールダー」、J-POPの高揚感すら感じさせる「クライミング・ハイ」 ── シルク・ソニックとの共作「Skate」で世界に見せたソングライティングの才能が、今度は彼ら自身の声によって全面展開される。
フリーが絶賛し、NYTが宇宙人と呼んだ2人の、今
ハービー・ハンコック、サンダーキャット、フライング・ロータス、アンダーソン・パーク、スヌープ・ドッグ、ブルーノ・マーズ ── これだけの名前と肩を並べながら、まだ20代前半という事実が頭を混乱させる。「他の誰にも真似できない音楽だ(フリー/レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)」「異常なほど複雑で超絶技巧であるが、”難しい”音楽ではない。キラキラしていて、執拗なまでにメロディックだ(ニューヨーク・タイムズ)」 ── その評価は今作でさらに更新されるはずだ。
6月22日のトロント・ジャズ・フェスティバルでは本作のインストゥルメンタル・バージョンを世界初披露し、すでにSNSで波紋を呼んでいる。6月25日オタワ、7月2日モントリオールのジャズ・フェスティバルでも新曲披露が予定されており、夏の北米がその前哨戦となる。日本での来日公演はすべてソールドアウトしてきた彼らの次の一手を、今年も東京は待っている。
ドミ&JD・ベック AL『フー・アスクド?』
2026年7月31日リリース SHM-CD ¥3,300(税込)
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