
ギターという楽器を超え、音楽そのものをカルチャーとして提案し続けてきたFenderが、新たな一歩を踏み出す。2026年7月3日、東京・下北沢にブランド初となる独立型カフェ「Fender Cafe Shimokitazawa」がオープン。原宿の旗艦店に続く2号店として、ライブハウスが立ち並ぶ“音楽の街”に、新たなコミュニティの拠点が誕生する。
下北沢だからこそ実現した、音楽と日常が交わる場所
2023年にFender Flagship Tokyo内でスタートした「Fender Cafe」は、ブランドの世界観をコーヒーや空間を通して体験できる場所として人気を集めてきた。そして次に選ばれたのは、数え切れないほどのバンドが最初のライブを経験し、日本のライブカルチャーを育んできた街・下北沢だ。
フェンダー創業者、Leo Fenderが掲げた「Artists are angels, and our job is to give them wings to fly.(アーティストは天使であり、私たちの仕事は彼らが飛び立つための翼を与えることだ)」という哲学を体現するには、この街以上にふさわしい場所はないだろう。掲げられたコンセプトは「Good Coffee, Good Vibes」。音楽を特別なものとして飾るのではなく、毎日の暮らしに自然と溶け込ませることを目指している。
名器「Rosewood Telecaster」が息づく空間デザイン
店内デザインのモチーフとなったのは、音楽史にその名を刻む「1969年製 Rosewood Telecaster®」。
ローズウッドの温もりを感じさせる家具や重厚な木製カウンターに対し、コンクリートや大きなガラス面を組み合わせることで、ヴィンテージとモダンが共存する空間を演出している。
デザインを手掛けたのは、三村聡。ラグジュアリーブランドの店舗設計を数多く手掛けてきた経験を生かし、「ギターを飾る空間」ではなく、「フェンダーのスピリットを五感で体験する場所」を完成させた。

エルヴィスも聴いたスピーカーが奏でるサウンド
音響にも一切妥協はない。
システム監修を務めたのは銀座のオーディオ専門店Sound Create。
メインスピーカーには、Elvis Presleyが1950年代のレコーディングで自身の音源確認に使用していたことで知られる「RCA LC-1」を採用。さらに、名機「Linn Sondek LP12」と最新ストリーミング機器「LINN MAJIK DSM/5」を組み合わせることで、アナログの温かさと現代的な解像度を両立したサウンドを実現している。
ここではBGMさえ、空間を構成する重要な楽器なのだ。

Fenderの哲学を味わう限定メニュー
フードにもブランドの美学が息づく。
国産和牛100%パティを使った「Six Strings Burger」、ニューヨークの屋台文化をオマージュした「Chicken Overdrive Rice」、そして下北沢限定ブレンド「First Set」。
特に「First Set」という名前には、多くのミュージシャンがこの街で経験した”最初のステージ”への敬意が込められている。ブランド初の路面店という新たなスタートとも重なり、この一杯自体がフェンダーから音楽の街へのラブレターと言えるだろう。
また、ギターの指板材から着想を得た「Stratocaster Rose Latte」「Telecaster Maple Latte」といったシグネチャードリンクも、ギターブランドならではの遊び心を感じさせる。


「訪れる場所」ではなく「集まる場所」へ
Fender Cafe Shimokitazawaが目指すのは、観光スポットではない。
ライブ帰りに立ち寄るミュージシャン、レコード談義に花を咲かせる音楽ファン、カフェとして日常使いする地域の人々——そんな多様な人たちが自然につながるコミュニティである。
コーヒーを片手に会話が始まり、新しいバンドが生まれ、新しい音楽との出会いがある。
かつてライブハウスが果たしてきた役割を、カフェという形で現代にアップデートする試みとも言える。

ギターを売るブランドから、カルチャーを育てるブランドへ
フェンダーは1946年の創業以来、世界中の音楽シーンを支えてきた。しかし近年は楽器メーカーという枠を超え、「音楽のあるライフスタイル」そのものを提案するブランドへと進化を続けている。
その最新形が、このFender Cafe Shimokitazawaだ。
コーヒーの香り、ヴィンテージオーディオから流れる音楽、木の温もりを感じる空間、そして人と人との偶然の出会い。そのすべてが一体となり、この場所は下北沢という街に新しい音楽文化を根付かせていくだろう。
ギターを弾く人だけではない。音楽を愛するすべての人にとって、新たな“居場所”が、この夏、下北沢に誕生する。



店舗概要
店舗名 Fender Cafe Shimokitazawa
オープン日 2026年7月3日(金)
住所 東京都世田谷区北沢1-40-11 1F
営業時間 9:00 〜 22:00
定休日 年中無休(年末年始を除く)
Instagram @fendercafe · instagram.com/fendercafe
※午前9時〜11時の間は、ドリンクのみの提供となります。
※ペット同伴可能となります。ソファエリアのみに限らせて頂いております。
※レコードをご持参された場合、店内で再生することはできません。また、選曲のリクエストも受け付けることはできませんので、予めご了承ください。
※店内に展示しております「Rosewood Telecaster」は1969年製ではありません。
※駐車場のご用意はございません。
