
時差を超えたバーチャルセッションから始まり、ニュージーランドからニューヨークへの片道航空券で幕を閉じた——Body OceanとMatsuのコラボレーションはそのプロセスそのものが、すでに良いエピソードだ。Dirtybirdから届いた2曲入りEP**『Fall To The Ceiling』**は、そのすべての経緯を音にした結果だ。
「WTF!?」と思わせることが目標だった
タイトルトラック「Fall To The Ceiling」は、歪んだメロディとオフキルターなグルーヴが絡み合いながら予測不能に展開するトラックだ。「Pulse」はエネルギッシュでキネティックなワークアウト ── 革新的なサウンドデザインと落ち着きのないエネルギーが満載で、一秒も気が抜けない。精密さと予測不能性のバランスで生み出す「頭を傾けるほどの瞬間」 ── それがDirtybirdのフロアの美学であり、この2曲はその定義をそのまま体現している。
Body Ocean本人はこう語る ── 「NYCでMatsuのソファーに泊まって作り上げたこの2曲。レイヴで聴いた時に”WTF!?”と思わせることだけを目指した。探求と少しの狂気と、圧倒的なエネルギーの結果がここに泡立って出てきた」。MatsuはBody Oceanへの愛情をこう綴る——「2020年からのファンで、一緒に作業するたびにレベルアップを迫られる。これらのレコードはセットの中でずっとダメージを与え続けてきた。Dirtybirdで出せるのが最高に嬉しい」。
NOISIA出身とDJバトル王者 ── 異色の組み合わせが生む必然
Body Oceanはニュージーランン出身、ドラムンベース界の重鎮The Upbeatsのメンバーであるジェレミー・グレンを中心に、オランダの名門NOISIAの元メンバーNik Roosがプロダクションで関わるハウス・プロジェクトだ。Black Book Records、UKF、Night Bass、Nervous Recordsなどを経て、2023年のDirtybird初登場EP『Dotted Line』で強い印象を残した。
Matsuはブルックリン拠点のプロデューサー/DJ。DJ CrazeとのユニットOmicasaでも知られる彼は、DJバトル界での活躍を経てFool’s Gold、Confession、Box of Cats、Rules Don’t Applyでリリースを重ね、2024年にDirtybird初登場を果たした。

Body Ocean & Matsu『Fall To The Ceiling』EP
Dirtybirdより全プラットフォームにて配信中
