海をまとう音楽 ── ØTTA、人生そのものを刻んだデビューアルバム『PELE DE MAR』を発表

ポルトガル出身のDJ/プロデューサー、ØTTAが、待望のデビューアルバム『PELE DE MAR』を今秋リリースすることを発表した。自身が主宰するレーベル/グローバル・パーティブランド「HOTTIES」から届けられる本作は、この10年間にわたる彼女の歩みを凝縮した全8曲を収録。アルバム発表にあわせて、リードシングル「PULSO.」も配信開始となった。

リスボンから世界へ ── 旅路がそのままアルバムになった

『PELE DE MAR』は、ØTTAが音楽家として、そして一人の人間として歩んできた人生を描く作品だ。

物語は生まれ故郷であるリスボンから始まり、ロンドンでのクラブカルチャーとの出会い、そして南米で受けた鮮烈なインスピレーションへと続いていく。国境やジャンルに縛られないクラブミュージックを軸に、それぞれの土地で出会った人々や文化、記憶が一枚のアルバムへと結晶化した。

タイトル『PELE DE MAR』は英語へ直訳できないポルトガル語で、「海の表面」や「海の肌」を意味する詩的な表現。ØTTAは、その海そのものが自らの皮膚になったかのような感覚を作品へ投影している。

リードシングル「PULSO.」に宿る歓喜とノスタルジー

先行公開された「PULSO.」は、本作の世界観を象徴する一曲だ。

官能的なハウスミュージックにラテン・リズムを溶け込ませ、ロンドンで惹かれた重厚なベースミュージックの要素を融合。甘く懐かしい感情と現代的なクラブサウンドが自然に交わり、聴く者を多幸感へと誘う。

アルバムにはリオデジャネイロへの愛を綴った「RIO」、パリで得た静かな内省を映す「THAT SNACK」、ロンドンで感じた自由とエネルギーを表現した「FRIO」など、それぞれ異なる都市の景色や感情を映し出す楽曲が並ぶ。さらに、Bibi Babydoll、Lua De Santana、FIAHといった個性的なアーティストとのコラボレーションも収録されている。

音楽、建築、アート──すべてがØTTAの表現になる

2020年に発表した『Plus One EP』で大きな注目を集める以前から、ØTTAの人生には常に音楽とアートがあった。

6年間にわたるオーケストラでの演奏経験を経て、美術や建築を学び、対称性や反復、構造美への感覚を磨いてきた。その美意識はいまも彼女の楽曲制作に深く息づいている。

世界的な注目を集めたBoiler Room Manchesterでのパフォーマンスをきっかけに、その存在感は一気に拡大。現在は自身のレーベル兼イベントブランド「HOTTIES」を通じて、新たなクリエイティブ・コミュニティの形成にも力を注いでいる。

「自分らしさ」は旅の終着点ではなく、旅そのもの

『PELE DE MAR』は、12年間の音楽活動を総括する作品であると同時に、ØTTAという一人の人間を形づくった場所、人々、そして数え切れない経験を綴るパーソナルなドキュメントでもある。

海を渡り、都市を巡り、文化を吸収しながら辿り着いた答えは、とてもシンプルだ。

本当に唯一無二であるためには、自分自身を受け入れること。

クラブミュージックという枠を軽やかに飛び越えながら、人生そのものをダンスフロアへと変えていく。『PELE DE MAR』は、ØTTAというアーティストがいま初めて、そのすべてを音楽として世界へ解き放つ記念すべきデビューアルバムとなるだろう。

Buy/Stream: ØTTA – PULSO.
https://idol-io.ffm.to/pulso

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