
1990年代のヒップホップが鳴り響くロッカールーム、スケーターたちが占拠したコンクリートの広場、そしてパリ郊外の野外音楽祭 ── そのすべてが、一足の靴の中に収まることはあるのだろうか。答えは「ある」と、ジェイデン・スミスは示してみせた。クリスチャン ルブタンの新メンズ クリエイティブ・ディレクターとして初めて本格的に手がけた2026年フォール メンズコレクションが、2026年6月3日(水)より全世界同時発売となる。
音楽とアートとカルチャーを、足元と手元から語り直す
ジェイデン・スミスがこのコレクションに持ち込んだのは、外の世界のエネルギーだ。1990年代ヒップホップのストリート的な強度、ゴープコアの機能主義、ワークウェアの実直さ、テクニカルギアの精巧さ ── それらが、ルブタンが130年以上かけて磨き上げてきたクラフツマンシップと正面から向き合う。伝統と革新、エレガンスと機能性。その交差点に置かれたアイテムたちは、どれも「どちらかを諦めた」形跡がない。
特筆すべきはビジュアルの深度だ。ジェイデンの親友、俳優モイセス・アリアスがパリの音楽祭「フェット・ドゥ・ラ・ミュージック」の熱狂的な群衆を捉えた写真が、ダイナミックなデジタルプリントとしてレザーへと落とし込まれている。音楽を「着る」というアイデアが、文字通りの意味で実現している。

フットウェア ── サルトリアルの知性と、ストリートの皮膚感覚
ローファーとサンダルのカテゴリーでは、伝統的なシルエットに現代的な視点が細部まで宿る。大胆なレーザーカットで軽やかな表情を生み出す「The Plato Dots」(¥225,500)、クラシックなローファーの構造を現代語に翻訳した「The Plato Loafer」、スリングバックのシルエットにブラックとルビレッドのメタリックアクセントを効かせた「Asclepius Sling」(¥206,800)と、どれもサルトリアルの文脈をしっかり踏まえながら、ルブタンの伝統に新しい息吹を吹き込んでいる。
スニーカーラインでは、「SK VI」(¥149,600)が際立つ。”Skate”を意味する「SK」と2026へのオマージュである「VI」を組み合わせたこの名前には、メゾンにおける創造性の新章への宣言が込められている。レトロなムードを纏いながらも、クッション性と通気性を備えたメッシュライニングで現代的な快適さを実現。ストリートウェアのコードを体現した「Tactical Skate」(¥123,200・¥130,900)は、WHITE、LOUBI、PASTEL BLUEといった豊富なカラーバリエーションで展開される。






Trapman TCTと新アクセサリーライン ── 「戦術的」という美学
「Trapman」ラインの進化形「Trapman TCT 2」(¥282,700)では、”Tactical(戦術的)”を略した「TCT」の名が示す通り、機能性と実用性が意匠の全面に出てくる。スニーカーからバッグまでを横断するこのラインに加え、「Tactical Tote E」(¥357,500・日本限定)や「Nostalgic Multi-Pocket ATL Bumbag L」(¥566,500)といったバッグも、ジェイデンが描く”フルシルエット”の思想を完成させるパーツとして機能する。
新アクセサリーライン「Canopy」もこのシーズンにデビュー。カードホルダー、ウォレット、キャップが現代的なライフスタイルに寄り添い、インダストリアルな質感のメタルパーツを纏った「CLキーリング」「CLブレスレット」(¥141,900)「CLネックレス」(¥48,400)「CLオープナー」「CLライターケースキーリング」が、コーディネートに静かな緊張感を加える。








クリスチャン ルブタン ブティック各店および公式サイトにて発売中。
