「超☆Lucky」という名の裂け目 ── CYBER RUI、概念アルバム『PROJECT REBOOT』へ向け始動

“So Lucky, way too convenient my brain ── “

一見すると、無邪気なほど自己中心的なその一行。しかしCYBER RUIはそこに、鋭い皮肉の刃をそっと忍び込ませている。東京発のアーティストCYBER RUIが、2026年9月リリース予定のコンセプトアルバム『PROJECT REBOOT』のリードシングル「超☆Lucky」を7月7日に解禁した。

表面は軽く、内側は脆い

プロデュースを手がけるのは、「PAYDAY」「VIBESHT」でもタッグを組んできたビートデュオ、DRLR。DroitteとWalter LRによるこのユニットは、メランコリーと暴力性のあいだを行き来するビートを、ときに輪郭ごと溶かしながら構築してゆく。外来物、ノイズ、偶然性を取り込んだそのサウンドは、秩序へと着地しない感情をそのまま音にしたかのようだ。

「超☆Lucky」もその例に漏れない。表面はグルーヴィーで軽快、しかしその底には静かな脆さが流れている。人はみな、望む人生に向かって無数の選択を重ね、世界を都合よく解釈しながら生きていく ── その普遍的で、どうしようもなく人間的な傾向を、RUIは笑いながら肯定してみせる。

「CYBER RUI」という装置

2021年、テレビ番組「Rap Star Birth!」への出演で注目を集めたCYBER RUI。幼少期から父の影響でVocaloid、バンドサウンド、ヒップホップ、クラシックと電子音楽の広野を横断しながら育ち、近年はオルタナティブ、クラブカルチャー、インターネットカルチャーが交差する独自のスタイルを深化させてきた。

来たる『PROJECT REBOOT』では、その問いがさらに根深いところへ届く。情報と感情が絶え間なく流れ込む現代において、遠ざかった「自己感覚」と再び出会い続けること——アルバムはそのテーマを軸に、自己解体と再起動の物語として設計されている。語り手は唯一の観察者としてのCYBER RUI自身。そしてアルバムを制作する過程で、彼女は徐々に気づいていく。「CYBER RUI」というキャラクターそのものが、この世界で自分が生きるために起動された「装置」なのだと。

構造に穴を開ける光

アルバム全体の緊張感の中で、「超☆Lucky」は異質な明るさをもって機能する。コンセプトの重力を一瞬だけ忘れさせるような輝きで構造に穴を開けながら、同時にもっとも人間的な核心へと切り込む ── そのアンビバレントな存在感こそが、このシングルをアルバムの入口として成立させている。

リリーススケジュール
「超☆Lucky」:2026年7月7日配信
LINK : https://x.gd/8myUU
アルバム『PROJECT REBOOT』:2026年9月リリース予定
リリースパーティー:2026年9月23日 supported by Nothing

 Instagram
:CYBER RUI
https://www.instagram.com/cyberrui_hz?igsh=ZXNrd21naW1kaWRu

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