異形の美学をその手に ── Wes Borland初のシグネイチャーギター、Jacksonから降臨

ニューメタルというジャンルが単なる“音楽”ではなく、ファッションや視覚表現を巻き込んだカルチャーとして爆発した90〜2000年代。その中心で異彩を放ち続けてきたのが、Limp Bizkitのギタリスト、Wes Borlandだ。

そして2026年、ついに彼初となるシグネイチャーモデル『Pro Series Signature Wes Borland King V™ KV』が、Jacksonより発表された。

“壊れないこと”から生まれた究極の機能美

今回のモデルは、Borland本人の徹底したこだわりを反映した一本。
24フレット仕様、シンプルなコントロール、高出力ピックアップ、そしてロッキングトレモロ――必要最小限の構成に絞り込むことで、過酷なライブ環境にも耐えうる実戦的なギターへと仕上げられている。

Borland自身も、「仕様をシンプルにするほど、ステージ上でのトラブルは減る」と語っており、本機は“ライブで壊れないためのギター”という思想が核になっている。

攻撃性を宿したKing Vシェイプ

視覚的インパクトも圧倒的だ。
鋭角的なKing Vシルエットに加え、逆向きに配置されたヘッドストックロゴが異様な存在感を放つ。これは元々、左利き用モデルを右利き仕様に改造した偶然から生まれたディテールだという。

しかし、その“事故的デザイン”こそがBorlandの美学と完璧に一致した。違和感、不穏さ、そして攻撃性。そのすべてが、このギターのキャラクターとして昇華されている。

ニューメタルの暴力性を再現するスペック

搭載されるのは、Seymour Duncan製「Invader SH8」ピックアップ。圧倒的なローエンドと鋭い抜けを兼ね備えた高出力仕様で、Borland特有の重量感あるリフを支える。

さらに埋め込み式のFloyd Rose 1500 Seriesブリッジにより、過激なアーミングでも高いチューニング安定性を確保。汗と熱狂に包まれるライブ環境でも、その性能は揺るがない。

加えて、グラファイト補強ロッド入りのスルーネック構造が、サステインと耐久性を両立。まさに“戦闘用ギター”と言うべき一本だ。

音だけではない、“キャラクター”としてのギター

Borlandは長年にわたり、奇抜なメイク、異形の衣装、そして圧倒的なステージングでロックシーンに強烈な印象を残してきた。彼にとってギターとは、単なる楽器ではなく“人格を変化させる装置”でもある。

「服装が振る舞いを変えるように、ギターも弾き方を変える」と彼は語る。
つまり、このKing Vは単なるシグネイチャーモデルではない。Borlandという表現者の身体性そのものを封じ込めたオブジェクトなのだ。

Jacksonだからこそ実現できた“過剰さ”

Jacksonはこれまでも、エクストリームなメタルギターを数多く世に送り出してきたブランドだ。その尖り切ったデザイン哲学と、Borlandの過激な世界観が交差した結果、生まれたのがこのモデルである。

“やりすぎ”を恐れない姿勢。
それは、ニューメタルというジャンルが持っていた混沌と衝動そのものでもある。

『Pro Series Signature Wes Borland King V™ KV』は、単なる機材ではない。
それは、90年代以降のラウドカルチャーが今なお生き続けていることを証明する、鋭利な記号なのだ。

製品概要


製品名:Pro Series Signature Wes Borland King V™ KV
市場想定売価:220,000円(税込)
販売開始日:2026年5月28日(木)
国内製品取扱店:Jackson正規取扱店(店舗一覧:こちら
※製品仕様及び販売価格は、予告なく変更となる場合がございます。

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