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[連載]27CLUB──若き天才たちの神話 第3回:エイミー・ワインハウスと現代の27クラブ
2011年7月23日、ロンドン北部カムデン地区にある自宅で、エイミー・ワインハウスが亡くなった。死因はアルコール中毒による急性中毒。享年27歳。その訃報は瞬く間に世界中に広まり、再び「27クラブ」という言葉がメディアに躍った。1960~70年代のヘンドリ... -
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[響き合うコーヒーと音楽の世界]第15回:ルワンダ
こんにちは、リトル・パウです。今回ご紹介するのは、「千の丘の国」と呼ばれる東アフリカの小国、ルワンダのコーヒーです。内戦の悲しい歴史を乗り越え、コーヒー産業の復興に情熱を注ぐこの国の豆は、希望に満ちた明るい風味を持っています。 ルワンダの... -
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[妄想コラム]終わらなかった革命──ビートルズ、もし続いていたなら
歴史の分岐点:1970年という終焉と出発 1970年4月。ポール・マッカートニーのソロ・アルバム『McCartney』発売に伴い、世界中のメディアが「ビートルズ解散」を報じた。すでに実質的にバンドは崩壊していたとはいえ、このニュースは20世紀音楽における最大... -
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[連載]火を奏でた男──ジミ・ヘンドリックス、音楽という革命 第5回:魂をむき出しにして──バンド・オブ・ジプシーズとラスト・セッション
「エクスペリエンスの終わり」──ジミは"ヒーロー"に飽きていた 1969年6月。ジミはジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの解散を発表する。ノエル・レディングとの確執、音楽的な方向性の違い、そして何よりも、"ジミ・ヘンドリックス"というイメージに... -
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[連載]27CLUB──若き天才たちの神話 第2回:死と名声──カート・コバーンが開いた新たな神話
1994年4月、アメリカ・シアトル。ある一報が世界を駆け巡った。ニルヴァーナのフロントマン、カート・コバーンが自宅で自死したのである。享年27歳。彼の死は、1960~70年代に形成された「27クラブ」という神話を再び蘇らせるきっかけとなった。ブライアン... -
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[音の地球儀]第17回 ── 雲南のうた:周縁に宿る100の声と旋律
民族音楽は、その土地の暮らしや風土、信仰、歴史を音に刻み込んだ、人類の“声”である。電子音が世界を席巻する今もなお、世界各地には太鼓や笛、声と手拍子だけで継承されてきた音楽文化が息づいている。この連載では、アフリカのサバンナからアジアの山... -
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[響き合うコーヒーと音楽の世界]第14回:トラジャ
こんにちは、リトル・パウです。今回、私が皆様をご案内するのは、インドネシアの島々の中でも、その高貴な風味で知られるトラジャの世界です。 トラジャは、インドネシアのスラウェシ島(旧セレベス島)の山岳地帯、タナ・トラジャ地域で栽培されています... -
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[連載]27CLUB──若き天才たちの神話 第1回:27という数の魔力──27クラブの起源
1960年代末から70年代初頭にかけて、ロック史は最も熱を帯びた時期を迎えていた。戦後のベビーブーマー世代が青年期に入り、反戦運動、公民権運動、フリーセックス、ドラッグカルチャーなどが一気に噴出した時代である。音楽はその動乱の只中で「若者の反... -
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[妄想コラム]歴史の分岐点:クラシックが大衆音楽になったら
もし18世紀のウィーンで、モーツァルトやハイドンの音楽が宮廷だけでなく、街角の広場、タバコショップ、さらには酒場でも日常的に演奏されていたらどうだろうか。現在のポップチャートのように、交響曲やソナタが流行し、クラリネットやヴァイオリンのリ... -
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[音楽語源探偵団]Vol.17:「打ち込み」という言葉の系譜──機械仕掛けの音楽が生んだ日本独自の表現
「打ち込み」という言葉はどこから来たのか 「打ち込み」という言葉は、日本の音楽シーンに特有の用語である。英語で言えば「programming」や「sequencing」といった表現にあたるが、国内では1980年代以降「シンセサイザーやリズムマシンにリズムやフレー...
