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[轟音の記憶 – ヘヴィメタル50年史]第4回:商業の嵐 – グランジ時代とメタルの受難
1990年代:メタルの試練と変革 1991年9月24日、シアトルの小さなインディーレーベルDGC Recordsからリリースされた一枚のアルバムが、ヘヴィメタル界に激震を走らせた。ニルヴァーナの『Nevermind』である。このアルバムがビルボードチャートの頂点に立っ... -
[妄想コラム]音楽に国境なんてなかった──「どこでもドア」が拓くもうひとつの音楽地図
世界が狭く、瞬時に繋がり合う時代において、音楽のあり方はどのように変わるのだろうか? もし音楽家もリスナーも、どこへでも瞬時に行けるとしたら、創作や体験、さらには音楽文化のアイデンティティはどのように変化していくのか。これは空想の扉から覗... -
[オジー・オズボーンという神話]第1回:鉄工の町の異端児 ── バーミンガムからの旅立ち
イギリス中部、バーミンガム。産業革命の中心地として知られるこの街は、かつて煙突と鉄工所の森であった。霧と煤(すす)に覆われたその風景は、人間の精神までも黒く塗りつぶしてしまいそうなほど重たい。そんな町に、1948年、ひとりの少年が生まれる。... -
[音の地球儀]第5回──詩が音になる国:イランの声楽とダストガー
民族音楽は、その土地の暮らしや風土、信仰、歴史を音に刻み込んだ、人類の“声”である。電子音が世界を席巻する今もなお、世界各地には太鼓や笛、声と手拍子だけで継承されてきた音楽文化が息づいている。この連載では、アフリカのサバンナからアジアの山... -
[連載:FUNK IS POWER]第6回:ファンクはどこへ行くのか──未来へと脈打つリズム
ファンクは単なるダンス・ミュージックではない。それは人種、政治、スピリチュアリティ、そして大衆文化が複雑に交錯する音の運動体であった。本連載では、ジェームス・ブラウンの革新に始まり、スライ&ザ・ファミリー・ストーンによるユートピア的ヴィ... -
[響き合うコーヒーと音楽の世界]第4回:グアテマラSHB アンティグア
こんにちは、リトル・パウです。「コーヒーと音楽」の連載コラム、第4回をお届けします。このコラムでは、毎回厳選したコーヒー銘柄をご紹介し、その味わいや背景に寄り添う音楽を10曲選んでいます。コーヒーを淹れ、音楽に耳を傾けるひとときが、皆様の日... -
[妄想コラム]それでも人は、囀る ── 音楽なき世界に響く声のゆくえ
それでも人は、囀る──音楽なき世界に響く声のゆくえ 想像してみてほしい。「音楽」という概念そのものが、最初からこの世界になかったとしたらどうなるだろうか? 楽器もなければ、歌もない。旋律という発想も、リズムという感覚も、この地上には一切存在... -
[轟音の記憶 – ヘヴィメタル50年史]第3回:地獄の饗宴 – スラッシュとエクストリームの爆発
悪魔が教会を襲った夜 1985年9月19日の夜、ワシントンD.C.の一室で、アメリカ音楽史上最も物議を醸すことになる会議が開かれていた。参加者は上院議員の妻たちを中心とした保守的な女性グループ。 彼女たちの手には、一枚のアルバムジャケットがあった。そ... -
[音の地球儀]第4回──ナヴァホのチャントと太鼓:砂漠に響く声の儀式
民族音楽は、その土地の暮らしや風土、信仰、歴史を音に刻み込んだ、人類の“声”である。電子音が世界を席巻する今もなお、世界各地には太鼓や笛、声と手拍子だけで継承されてきた音楽文化が息づいている。この連載では、アフリカのサバンナからアジアの山... -
[音楽語源探偵団]Vol.10:スクラッチ ── 音をこするという革命
1970年代のブロンクスで、ヒップホップの胎動とともに生まれた革新的なDJテクニック「スクラッチ」。レコードを「回す」のではなく「こする」ことで音を生み出すこの手法は、単なる演出ではなく、サウンドそのものを“楽器”として操る行為であった。ギター...