ハリウッドからフロアを揺らす──新鋭ZUEZEU、ミニマルなクラブ・ウェポン「WLTP」をリリース

ハワイ出身、現在はハリウッドを拠点に活動するDJ/プロデューサー、ZUEZEUがニューシングル「WLTP」を2026年9月11日にBATTY RECORDSよりリリースした。

必要最小限のサウンドと反復するヴォーカル・フックでダンスフロアを駆動する「WLTP」は、近年のZUEZEUが見せてきた多彩なアプローチから一転、そのサウンドを極限まで削ぎ落としたクラブ・トラック。EDC Las Vegasのメインステージ出演をはじめ、アメリカ、アジア、ヨーロッパへと活動範囲を広げる新鋭が、改めて自身のルーツである“踊らせること”へとフォーカスした一曲だ。

足すのではなく、削る。「WLTP」が狙うダンスフロア

「WLTP」を特徴づけるのは、その徹底したシンプルさだ。

何度も繰り返されるヴォーカル・フック、弾むようなグルーヴ、そして慎重に選び抜かれたわずかなサウンド。多くの音を重ねてドラマを作るのではなく、リズムとフックそのものに楽曲の推進力を委ねている。

ダイナミックでありながら、構造は驚くほどミニマル。だからこそ大型のサウンドシステムでは一つひとつの音が際立ち、身体へダイレクトに作用する。派手な装飾ではなく、反復によってフロアをロックしていく――「WLTP」は、クラブ・ミュージックが本来持っている機能性を真正面から追求したトラックと言えるだろう。

「GO」「WEIGHTLESS」を経て、再びクラブの核心へ

ZUEZEUにとって2026年は、異なる表情を持った楽曲を立て続けに発表する一年となっている。

夏には、よりダークでピークタイムを意識した「GO」をリリース。一方の「WEIGHTLESS」では、明るく開放的なダンス・ポップへと振れ、全編ハワイで撮影されたミュージックビデオとともに自身の別の側面を提示した。

その2曲がZUEZEUというアーティストの“振り幅”を示すものだったとすれば、「WLTP」はそこから余分なものを削ぎ落とし、彼の核となる部分を抽出した作品だ。

狙う場所は明確にダンスフロア。ヴォーカル・フックとグルーヴさえあれば、人は踊ることができる。そのシンプルな事実を、現代的なテックハウスのフォーマットで提示している。

ハワイからハリウッド、そして世界のフロアへ

ハワイに生まれ、現在はカリフォルニア州ハリウッドを拠点とするZUEZEUは、エネルギッシュなグルーヴと観客を巻き込むフックを武器とするテックハウスの新鋭だ。

2020年のデビュー以降、アメリカのみならずアジア、ヨーロッパへと活動範囲を拡大。EDC Las Vegasではメインステージに出演するなど、フェスティバルとクラブの双方でキャリアを積み重ねてきた。

2024年にはデビューアルバム『More Life』を発表。「Girl in the Club」「Love Is the Rhythm」といったシングルに加え、「DNA (Loving You)」のオフィシャル・リミックスなどを通じて、その名前を広げている。

今後もサンディエゴ、東京、ソウル、ニューヨーク、マイアミ、シカゴ、ロンドン、シドニー、香港、台北、上海、バンコク、バルセロナ、パリ、イビサ、ジャカルタなど、世界各都市を巡るツアーが予定されている。

音を増やすことで巨大化していくのではなく、必要なものだけを残すことでフロアへの作用を強くする。「WLTP」は、世界へと活動の場を広げるZUEZEUが、その勢いのなかで改めてクラブ・ミュージックの原点へ立ち返った一曲だ。

Artist: Zuezeu
Title: WLTP
Label: BATTY RECORDS
Release date: September 11, 2026

More info on Zuezeu:Instagram | Website | Facebook | Spotify

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!