
東京を拠点に活動するクリエイティブ・チーム、FAKESEOULが新しい音楽イベント「S(E)OULMATE(ソウルメイト)」を10月24日(土)、渋谷のPUBLIC PUBLICにて初開催する。韓国から3組の注目アーティストが初来日し、日本のDJ・プロデューサーたちと一夜限りのフロアを共にする。
FAKESEOULとは何者か
FAKESEOULはDJ CALYNE、プロデューサーNorts、韓国音楽ジャーナリストkakigenkinの3人で2026年7月に結成されたチームだ。「韓国の音楽と文化を愛しながら、その場所を異国の位置から眺める」という視点を活動の核に置き、韓国インディペンデント・アーティストの日本進出支援と、両国の音楽シーンをつなぐハブになることを目的としている。イベント企画と音楽制作を軸に、国境をまたいだカルチャー・ネットワークを育てようとするその姿勢は、今の東京のサブカルチャー・シーンに明確に欠けていた視点だ。
3組の初来日 ── 今のソウルが東京に着地する
FAKESEOULが今回招いた韓国の3組は、いずれも初の日本公演となる。
プロデューサーyumetreeとシンガーmemethehouseによるBakehourは、ヒップホップ、R&B、ハウス、ドラムンベースを柔軟に行き来するポップな作風の電子音楽ユニット。2026年2月にDnB軸のEP『GAME OVER』をリリースし、本格始動を宣言したばかりだ。
NECTAは「エレクトロニックとヒップホップが激しく混ざり合った存在」と自身を定義するソウル出身のアーティスト。2025年発表のEP『Seoul Bizarre』が韓国大衆音楽賞の2部門にノミネートされ、2026年にはYOUHA、GIRIBOYらを迎えた1stアルバム『GIRLHOOD』も話題を呼んだ。精巧さと大胆さを兼ね備えた電子音と、甘くクールなボーカルの対比が独自の世界を作る。
razは混沌と不安定さをエネルギーに変換する韓国のラッパー/プロデューサー。ASH ISLAND、Kim Mijeongとのコラボレーション歴を持ち、2026年に「raz」名義でシングル「FAIRYTALE」を発表し本格始動。ハードコア・レイジを軸に、ジャンルを超えた自由なアプローチと独自のボーカル・スタイルが際立つ。





ItoShinとBUDDHAHOUSE、東京側も本気
日本側からはジャズとピアノ・サウンドを軸に複数ジャンルを横断するトラックメイカー/キーボーディスト、ItoShinがライブパフォーマンスで参加。BUDDHAHOUSEをはじめ合計10組のDJが夜通しフロアを繋ぎ、韓日ダンスミュージックを横断するセレクションが展開される。
ここに集まるのは単なる海外アーティストの招聘ではない ── 東京を拠点にしながらソウルを愛し、その距離だからこそ見えてくるものを音楽に変換しようとするFAKESEOULの眼差しが、ひとつの夜を設計している。

S(E)OULMATE
2026年10月24日(土)OPEN 23:00 / CLOSE 29:00(5:00)
会場:PUBLIC PUBLIC(渋谷)
ADV:¥3,000 / DOOR:¥3,500(+1ドリンク)
公式サイト:https://norts.jp/fakeseoul/seoulmate
