
「BBCでの全年月を通じて、おそらく最大のハイライトだった」 ── ギレス・ピーターソンがそう語るほどの夜の記録が、ついに形になる。BBE Music創立30周年を記念するコラボレーションの一環として、Gilles Peterson presents Norma Winstone Live at Maida Valeが2026年6月26日にヴァイナルLPとデジタルで発売される。50年超のキャリアを誇るUKジャズの女神ノーマ・ウィンストンが、ロンドンの伝説的スタジオ「マイダ・ヴェール」で繰り広げた一夜の完全記録だ。
息子たちと、Shabaka門下のピアニストと、Radioheadも頼ったサックスと
このライヴ録音を特別なものにしているのは、ノーマを取り囲んだ演奏者たちの顔ぶれだ。ドラムスには息子のレオ・テイラー、ヴォーカルには同じく息子のアレックス・テイラーが寄り添い、世界的チューバ奏者のオレン・マーシャルが低音を支える。ピアノと作曲を担うエリオット・ガルヴィン(Shabaka Hutchins、Emma-Jean Thackrayの作品でも知られる)、そしてサックスはマーク・ロックハート(Polar Bear、Radiohead、Robert Wyattとの仕事で名を馳せた) ── 現代UKジャズシーンの最前線と、ノーマの半世紀を超える蓄積が一つの空気の中で呼応した夜の記録だ。
Joe HarriotからMichael Garrick、Ian Carr’s Nucleusまで共演してきたノーマ・ウィンストンのキャリアは、UKジャズの歴史と文字通り重なっている。その声と創造性を、世代を超えた演奏者たちが2024年のマイダ・ヴェールで再び輝かせた ── その瞬間がグルーヴの刻まれたヴァイナルの上に永遠に残る。
BBE Music 30周年、マイダ・ヴェールの終わりの始まりに
本作はギレス・ピーターソンがBBCで積み重ねてきたグラウンドブレイキングなセッションを収録したコンピレーション「BBC Sessions Vol 2 – Maida Vale: the end of an era」(BBE Musicから近日発売予定)への序章でもある。世界中のミュージシャンとBBCを繋いできたマイダ・ヴェールの時代が一区切りを迎えようとする今、ギレスが最高の思い出としてこのノーマのライヴを選んだことは、深い意味を持つ。
5曲を収録したガテフォールド仕様のヴァイナルLPには、セッションの写真と、音楽・文化ライターのEmma Warrenによるノーマ・ウィンストンへのインタビューを含むライナーノーツが付属。マスタリングはThe Carvery(グラミーノミネートスタジオ)にてFrank Merrittが、ノーマ本人立ち会いのもとで行った。
Gilles Peterson presents Norma Winstone Live at Maida Vale
2026年6月26日 BBE Musicよりリリース
トラックリスト
- Edge Of Time 2. Azimuth 3. The Tunnel 4. Sirens’ Song 5. 2081
