ギターアンプは“選ぶ”時代から、“創る”時代へ ── AI搭載アンプ「REACTOR」が切り開く新たな音楽体験

ギターサウンドの未来は、想像以上に早くやってきたのかもしれない。

アメリカ発のギターアンプブランド Positive Grid が、新たなインテリジェント・ギターアンプ「REACTOR」を発表した。2026年7月の発売を予定する本機は、AIを活用してプレイヤーが思い描くサウンドをゼロから生成するという、これまでのギターアンプの概念を大きく覆すプロダクトだ。

「憧れのギタリストのような音が欲しい」「頭の中にあるサウンドを形にしたい」 ── そんな曖昧なイメージさえ、言葉や画像、音源を入力するだけで具体的なトーンへと変換する。REACTORは単なるアンプではなく、ギタリストの創造力そのものを拡張する新しい楽器と言えるだろう。

“音作り”をAIと対話する時代へ

REACTOR最大の特徴は、「Amp Intelligence™」と呼ばれるAIサウンドエンジンだ。

プレイヤーは専用アプリを通じて、「もっとヴィンテージ感が欲しい」「90年代UKロックのような質感」「宇宙的で幻想的なサウンド」といったテキスト入力だけでなく、参考画像や楽曲データを読み込ませることもできる。

するとAIが膨大なアンプ回路やトーンデータを解析し、最適なシグナルチェーンやアンプ設計を自動構築。さらにユーザーとの対話を重ねながら、理想のサウンドへとブラッシュアップしていく。

これは従来のモデリングアンプのように「既存アンプを選択する」のではない。

サウンドそのものを“生成する”という発想だ。

あなた専属のギターテックがアンプの中にいる

REACTORには「Tone Memory」という機能も搭載されている。

ユーザーがどんなサウンドを好み、どのような微調整を行うのかを学習し続けることで、使えば使うほどプレイヤーの感性に最適化されていく。

まるで長年付き添ってきたギターテックやエンジニアが隣にいるかのように、演奏者の好みを理解し、理想のトーンへと最短距離で導いてくれる。

AIが音を作るのではなく、AIがプレイヤーを理解する ── そんな未来像がここにはある。

ステージでも自宅でも妥協しないサウンド

未来的な機能ばかりが注目されがちだが、REACTORはライブアンプとしての完成度も高い。

専用設計の1×12インチキャビネットとカスタムスピーカーを採用し、50Wモデルと100Wモデルをラインナップ。さらに出力を段階的に切り替えることで、自宅練習からライブステージまで一貫したサウンドを維持する。

高性能なデジタル技術と、ギターアンプとしてのフィジカルな説得力。その両方を成立させている点こそ、本機の真価と言えるだろう。

AI時代のギタリストに求められるもの

近年、AIは音楽制作のあらゆる領域へ浸透しつつある。しかしREACTORが提示しているのは、人間の創造性を代替する未来ではない。

むしろ、「こんな音が欲しい」という曖昧な感覚を、これまで以上に自由に表現できる環境だ。

プレイヤーが想像し、AIが実現する。

その関係性は、ギターアンプという長い歴史を持つ機材に新たな可能性をもたらすだろう。

真空管かデジタルか。

モデリングかアナログか。

そんな議論の先にある、新しい時代のギターアンプ。

REACTORは、その最初の一歩になるかもしれない。

イベント情報

REACTOR 発表記念イベントを全国の楽器店で開催!

6/6(土): イケシブ(IKEBE SHIBUYA)

6/27(土):クロサワ楽器 名古屋店

その他、全国で実施予定。

詳細はこちらで順次公開予定 :https://www.minet.jp/contents/info/positive-grid-r/

Positive Grid 日本正規輸入代理店
株式会社メディア・インテグレーション : https://www.minet.jp

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!