ノイズと身体が衝突する夜 ── クィア・ハードコアパーティ〈FETCH〉、プライド月間にKAVARI初来日公演を開催

東京アンダーグラウンドの深部で独自の熱量を放ち続けるハードコア・クィアパーティ〈FETCH〉が、2026年6月6日(土)、渋谷のR Loungeにてプライド月間スペシャルエディションを開催する。

今回のヘッドライナーとして登場するのは、スコットランド拠点のアーティスト/DJ、KAVARI。インダストリアル、アンビエント、ノイズ、クラブミュージックを横断する先鋭的サウンドで注目を集める彼女の、日本初来日公演となる。

境界を壊すサウンド、KAVARIという存在

リヴァプール出身、現在はグラスゴーを拠点に活動するKAVARIは、実験性とフィジカルな没入感を同時に成立させる数少ないアーティストの一人だ。

XL Recordingsからのリリースをはじめ、その活動はアンダーグラウンドとメインストリームの境界線を軽やかに横断。さらに、Aphex Twinからも高い評価を受けるなど、現在のエレクトロニック・ミュージックシーンにおいて重要なポジションを築いている。

轟音と静寂、暴力性と恍惚。そのすべてが交差するKAVARIのサウンドは、単なるクラブセットではなく、空間そのものを書き換える体験となるはずだ。

東京クィア・アンダーグラウンドの現在地

〈FETCH〉を主宰するのは、東京のアンダーグラウンドシーンで存在感を放つintoxxyとMUNÉO。ハードコア、インダストリアル、デコンストラクテッド・クラブ以降の感覚を軸にしながら、“安全で自由なフロア”を実践してきた。

今回のローカルラインナップには、EVE、DIV★、Akii、VÏVÏ、ato夢、Canらが集結。それぞれ異なるバックグラウンドを持つDJたちが、ジャンルや形式に回収されないプレイを展開する。

そこに生まれるのは、単一のカルチャーではなく、多層的な衝突と共鳴によって形成されるフロアだ。

音、身体、ヴィジュアルが融解する空間

GogoにはKAGUYAとOKINIが出演し、肉体的エネルギーを増幅。さらにVJのjが空間演出を担当し、サウンドと映像、身体感覚がシームレスに接続されていく。

〈FETCH〉が作り出すのは、“イベント”というよりも、一時的に出現するオルタナティブな空間だ。そこでは境界線が曖昧になり、音楽は単なるBGMではなく、存在そのものを揺らす振動として機能する。

プライド月間の東京に現れる“どこにも属さない場所”

プライド月間に開催される今回の〈FETCH〉は、単なるセレブレーションではない。

それは、既存のクラブカルチャーやジェンダー観、コミュニティの輪郭そのものを問い直す実践でもある。差別や暴力を拒絶しながら、自由な表現と身体性を肯定するこの夜は、東京のナイトライフにおける重要な一夜になるだろう。

ノイズの奥で、誰かの輪郭が溶けていく。
〈FETCH〉は、その瞬間を祝福するために存在している。

FETCH with KAVARI [PRIDE EDITION]

2026年6月6日(土)
Open 22:00
Door ¥3,000
Advance Ticket (Resident Advisor) ¥2,500

【Lineup】
Special Guest:
KAVARI (UK / XL Recordings)

DJ:
Akii
ato夢
Can
DIV★
EVE
VÏVÏ
intoxxy
MUNÉO

Gogo Queens:
KAGUYA
OKINI

VJ:
j

Photograph:
CHAOZ

ADVANCE TICKET:

https://ra.co/events/2429132

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