歌声もギターも、ありのままの響きで ── ヤマハがシンガーソングライターのための新型アンプ「Acompass 60」を発表

ヤマハが、シンガーソングライターに向けた新型アコースティックギターアンプ「Acompass 60(アコンパス・シックスティ)」を発表した。2026年12月上旬に発売される本モデルは、ボーカルとアコースティックギターの自然な響きを忠実に再現する「TRUE ACOUSTIC VOICE」をコンセプトに開発されたもの。独自の高音質マイク・プリアンプや専用設計のスピーカーを採用し、歌声とギターの両方をバランスよく増幅。自宅での演奏からカフェライブ、小規模なステージまで、幅広いシーンで活躍する一台となっている。

歌声とギター、どちらも主役に。「TRUE ACOUSTIC VOICE」という新たな発想

アコースティックギターの弾き語りにおいて、意外に難しいのがボーカルとギターの音量や音質のバランスだ。ギターの響きを優先すると歌声が埋もれ、ボーカルを際立たせようとすると楽器本来のニュアンスが損なわれることもある。

そんなシンガーソングライターの悩みに応えるべく、ヤマハが開発したのが「Acompass 60」だ。

本モデルが掲げる「TRUE ACOUSTIC VOICE」は、アコースティックギターの生音と歌声が持つ自然な魅力を、できる限り損なうことなく増幅するというコンセプト。ヤマハが長年培ってきたギター製造のノウハウと、プロオーディオ分野の技術を組み合わせることで実現した。

特徴的なのは、「GUITAR」と「VOCAL/INST」の独立した2チャンネル構成。両チャンネルにヤマハ独自のマイク・プリアンプ「D-PRE」を搭載し、それぞれに最適化された3バンドEQによって、ギターとボーカルを個別に調整できる。

さらに、専用設計の8インチ・フルレンジスピーカーとキャビネットを採用。繊細な歌声のニュアンスから、アコースティックギターの豊かな倍音や響きまで、自然で明瞭なサウンドの再現を目指している。

音作りはシンプルに、表現は豊かに。演奏を支える多彩な機能

「Acompass 60」には、演奏者の表現力を引き出すためのサウンド機能も充実している。

アコースティックギター本来の空気感や響きを補う「AMBIENCE」、音の輪郭や明瞭感を高める「ENHANCER」、ボーカルの音量感を自然に整える「COMP」、そして歌声とギターを心地よくなじませる「REVERB」など、弾き語りに適したエフェクトを搭載。

また、ライブ演奏で気になるハウリングを自動的に抑える「FEEDBACK SUPPRESSOR」も備えている。

こうした機能を本体上部のノブやボタンから直感的に操作できるのもポイントだ。複雑なメニュー操作を必要とせず、演奏中でも素早くサウンドを調整できるため、音作りに時間を取られることなくパフォーマンスに集中できる。

特に、限られた機材とスタッフで演奏することも多いソロのシンガーソングライターにとって、こうした操作性の高さは大きな魅力となりそうだ。

自宅からカフェライブ、小規模ステージまで。コンパクトながら本格派

「Acompass 60」は、60Wの出力と8インチ・フルレンジスピーカーを搭載しながら、重量8.2kgのコンパクトな設計を実現している。

自宅での練習や楽曲制作はもちろん、カフェや小規模ライブスペースでの演奏にも対応。持ち運びやすさと本格的な音質の両立を図ったモデルだ。

背面にはバランスXLRラインアウトを装備し、外部のPAシステムや録音機器との接続も可能。アンプ本体をステージモニターとして使用しながら、会場のスピーカーから音を出すといったセッティングにも対応する。

さらにBluetoothとAUX入力を備え、スマートフォンなどからバッキングトラックを再生しながら演奏することもできる。

弾き語りのライブだけでなく、練習やリハーサル、録音など、日常的な音楽制作のパートナーとしても活用できそうだ。

シンガーソングライターの表現を支える、新たな選択肢

近年、カフェや小規模ライブハウス、イベントスペースなど、アコースティック演奏の場は多様化している。大がかりなPAシステムを用意せずとも、歌とギターだけで質の高いパフォーマンスを届けたいというニーズに対し、「Acompass 60」はひとつの選択肢となるだろう。

注目したいのは、単に音を大きくするのではなく、演奏者が持つ本来の音色やニュアンスを自然に届けることを重視している点だ。

繊細なフィンガーピッキング、力強いストローク、ささやくような歌声から感情を込めたボーカルまで。そうした表現の違いを、できる限りそのまま聴き手へ届ける。

ヤマハが提案する「TRUE ACOUSTIC VOICE」は、シンガーソングライターにとって最も大切な「自分の音」を尊重するためのアプローチと言える。

「Acompass 60」は2026年12月上旬発売予定。希望小売価格は148,500円(税込)。

PRODUCT INFORMATION

ヤマハ アコースティックギターアンプ「Acompass 60」

  • 発売日:2026年12月上旬
  • 希望小売価格:148,500円(税込)/135,000円(税抜)
  • 定格出力:60W
  • スピーカー:8インチ・フルレンジ
  • 重量:8.2kg
  • 入力:GUITAR、VOCAL/INST、Bluetooth、AUX
  • 主な機能:3バンドEQ、AMBIENCE、ENHANCER、COMP、REVERB、FEEDBACK SUPPRESSOR
  • 外部出力:バランスXLRラインアウト

製品公式サイト

https://jp.yamaha.com/musical-instruments/guitars-basses-amps/products/guitar-amps/acompass60

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