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[連載:JAZZ IN MOTION]モード・ジャズとフリー・ジャズ (1960年代)
ジャズは20世紀初頭のアメリカで誕生し、その後100年以上にわたり進化を続けてきた音楽である。ニューオーリンズの街角で生まれた即興演奏は、やがてスウィング時代のダンスミュージックへと発展し、ビバップによって知的な芸術へと昇華された。さらに、モ... -
[コラム]謎のユニット“giggle”、デビューに向けて日々の思いを語る 第二回
数ヶ月後にデビュー予定の謎のユニット“giggle”のコラム。デビューに向けて日々精進する彼女たちの思いを綴ります。今回はamuchanの相棒、Cure whiteの相方愛。 今日はCure whiteがお届けいたします。初めましてなので、簡単に自己紹介をさせていただきま... -
[連載:MEMORIES OF THE DANCE FLOOR]第2回:シカゴとハウスミュージック ── 生き延びるグルーヴの進化
1970年代末、ディスコの黄金時代が終わりを迎えたアメリカ。商業化の波に飲まれたディスコは一部のリスナーやメディアから反感を買い、「Disco Demolition Night(ディスコ爆破ナイト)」に象徴されるように、急速にその居場所を失っていった。しかし、デ... -
[妄想コラム]もしベートーヴェンがエレキギターを持っていたら──19世紀に鳴り響くフィードバックの夢
音楽史に“if”は禁物。でも、想像するのは自由だ。「もし◯◯があの時代に存在していたら?」 そんな問いは、歴史や芸術を愛する者にとって、果てしないロマンを掻き立てるものだ。とりわけ音楽史における“if”は、技術と表現の密接な関係ゆえに、夢想の余地が... -
[連載:What’s Hip-Hop?] 2000年代:世界的な影響力拡大
ヒップホップは1970年代のニューヨーク・ブロンクスで誕生し、ストリートカルチャーとしての精神を持ちながら、音楽、ファッション、アート、そして社会運動と深く結びつきながら進化してきた。80年代には商業的成功を収め、90年代には東西抗争やギャング... -
[連載:クラシックの歴史]第1回|プレリュード:クラシックって何?どこから始める?
音楽は、どこから来て、どこへ向かうのか。 「クラシック音楽」と聞くと、あなたはどんなイメージを抱くだろうか? 堅苦しい、難しそう、あるいは昔の音楽 ── 。けれど、それはほんの一部に過ぎない。クラシック音楽とは、9世紀の祈りの声から始まり、劇... -
[妄想コラム]音を「壊す」ことで、生まれたもの ── もし歪みが存在しなかったら?
音楽において「歪み(ディストーション)」は、当たり前のように使われている技術である。ロックのギター、テクノのざらついたシンセ、ヒップホップの太いビート、ローファイの壊れかけたような音。こうした表現の多くは、音をあえて“壊す”ことで成り立っ... -
[連載:JAZZ IN MOTION]クール・ジャズとハード・バップ (1950年代)
ジャズは20世紀初頭のアメリカで誕生し、その後100年以上にわたり進化を続けてきた音楽である。ニューオーリンズの街角で生まれた即興演奏は、やがてスウィング時代のダンスミュージックへと発展し、ビバップによって知的な芸術へと昇華された。さらに、モ... -
[連載:ROCKを学ぶ]1990年代:オルタナティブとグランジの時代
歪んだギターの音が鳴り響いた瞬間から、ロックはただの音楽ではなくなった。1950年代、ロックンロールという衝動が生まれ、若者たちの心に火をつけた。それは時代の波にもまれながら、怒りや希望、愛や絶望を叫び続けてきた。反逆の60年代、熱狂と混沌の7... -
[連載:ダンスミュージックの歴史]第1回:ダンスミュージックの起源 ── ディスコとソウル、そして反骨のグルーヴ
私が初めてディスコミュージックを「体験」したのは、近所の小さな中古レコード屋だった。埃をかぶった12インチのアナログ盤をターンテーブルに乗せると、スピーカーから流れ出したのはドナ・サマーの「I Feel Love」。シンセサイザーが紡ぐ滑らかなベース...