
ハウスミュージックへの愛が詰まった新レーベルPeople Watchingの幕開けを飾ったSonic Soul Orchestraのデビューシングル「Good Inside」。Kathy Brownの唯一無二の歌声を中心に据えたこの一曲が、今度はハンガリーのN.W.N.とメキシコのHotmoodというふたりの才能によって、まったく異なる二つの世界へと変貌する。
ピアノとブレイクダウンで魂を昇華させるN.W.N.の深み
ハンガリーを拠点とするN.W.N.のリミックスは、深いところからじわじわと体に染み込んでくる。抗いがたいピアノフックが楔を打ち込み、温かみのあるバンピングなビートがグルーヴを形成しながら、巨大なブレイクダウンでKathy Brownのヴォーカルを天高く押し上げる。Eddie Amador、Olav Basoski、DJ Chus、Inaya DayらとともにToolroom、Defected、Ministry of SoundなどのトップレーベルでのリリースをこなしてきたN.W.N.の手つきは、確かで揺るぎない。
ローSlung・ディスコとブラス ── Hotmoodがファンキーに焼き直す
対するメキシコNo.1ディスコ・コノサー、Hotmoodのアプローチはもっとボディに直接来る。腰の低いディスコのグルーヴを駆動するベースライン、エレガントなストリングス、真鍮の煌めき、そしてファンキーなギター ── スローモーなブギーとダンスフロアの快楽が融合したこのリミックスは、1970年代のソウルフルな記憶と現代のフロアの熱狂を一本の線で繋ぐ。Nervous Records、Star Creature、Large Musicなど錚々たるレーベルに楽曲を提供し、自身のレーベルDiscoweeeyも主宰するHotmoodの真骨頂がここにある。
COVID期にハウスへ戻ってきた男が作ったレーベル
Sonic Soul Orchestra(本名JP Firmin)は、長年世界を飛び回るポップ&ラップアーティストのツアーDJとして経験を積んだ後、コロナ禍にハウスミュージックへと完全に帰還した。一時的な回帰ではなく、自分を形成した文化への全面的な復帰だ。SoSure Music、Midnight Riot、Quantize、King Stといったレーベルに楽曲を重ねながら、2026年春には遂に自身のレーベルPeople Watchingを立ち上げた。懐かしさと前進の運動が交差し、初期ハウス文化の温かみとインクルーシヴィティを現代の音で体現するレーベルだ。
そのデビューシングルを飾ったKathy Brownは、元祖チャートトッパーのグループPraxisのリードヴォーカルから、1999年の「Joy」(Hot Dance Music/Club Playチャート4位)、そして2004年のSoul Central「Strings Of Life (Stronger On My Own)」でUKを席巻した、ハウスシーン屈指の名ヴォーカリストだ。
「Good Inside(N.W.N. & Hotmood Remixes)」は2026年5月29日Traxsource先行、6月5日全世界リリース(People Watching)。

Sonic Soul Orchestra Ft Kathy Brown
‘Good Inside’ (N.W.N. & Hotmood Remixes)
People Watching / PW002R
https://www.instagram.com/sonic_soul_orchestra
https://www.instagram.com/kathybrowndiva
