
5月はハイチン・ヘリテージ月間。ハイチ出身のプロデューサー/DJ/カルチャーアンバサダーMichaël Brunが、この月に合わせて新たなフリースタイル・パフォーマンス・シリーズ「BAYO Sessions」を始動させた。第1弾となるVol. 1は、ハイチのヒップホップアーティストSteves J. Bryanをフィーチャーし、YouTubeにて独占公開中。6月のBAYO創設10周年記念公演(ボストン&ブルックリン)に向けた、熱い助走が始まった。
ハイチのロトスタンドから生まれる、新しいステージ
「BAYO Sessions」のコンセプトは、映像を見た瞬間に伝わってくる。撮影に使われたカスタム・ブースは、ハイチの街角に点在するカラフルなロト(宝くじ)スタンドからインスピレーションを得て設計されたものだ。人々の日常が息づくあの小さな屋台を、ライブパフォーマンスの舞台として再解釈する ── ハイチのカルチャーとアーティストたちを、世界に向けてそのままの姿で届けようとするBrunの姿勢が、この選択に凝縮されている。
全3シリーズで構成される最初のバッチは、ハイチ音楽の多彩な断面を映し出す。Vol. 1のSteves J. BryanによるRap Kreyol(ハイチ・クレオール語のラップ)に続き、Vol. 2ではJ. PerryがKonpa(コンパ)の影響を持ち込み、Vol. 3ではAndybeatzがBouyon(ブーヨン)とRaboday(ラボデ)のスタイルで締める。いずれも、ハイチ語で「与える」を意味するBAYOの名に込めた精神を体現したものだ。

ブロックパーティーから5万枚のチケットへ ── BAYOという10年の軌跡
2016年、Brunはハイチのブロックパーティーとして「BAYO」を立ち上げた。カリブ海の卓越した才能を披露し、コミュニティをつなぐその場は、Wyclef Jean、Anthony Ramos、Oxlade、Kah-Loら120組以上のアーティストを迎えながら、アメリカ全土で20公演・5万枚以上のチケット販売を記録する文化的プラットフォームへと成長した。
今年6月、BAYOは創設10周年を迎える。ボストンのAgganis Arenaに続き、ブルックリンのBrooklyn Paramountでは史上初の3夜連続公演が実現 ── 単なるパーティーの周年ではなく、ハイチとカリブ海ディアスポラのカルチャーが10年かけて積み上げてきたものの、堂々たる宣言だ。
ツアー日程
5月17日 LIV Nightclub — Miami, FL 6月12日 BAYO @ Agganis Arena — Boston, MA 6月25〜27日 BAYO @ Brooklyn Paramount — Brooklyn, NY(3夜連続)

