
北カリフォルニアの深い森で、音楽とコミュニティが交差する特別な週末が再びやってくる。Dirtybird CampoutとNorthern Nights Music Festivalによる共同開催イベントが、2026年のフェーズ2ラインナップを発表。ハウス、テクノ、ベースミュージックを横断する新たな顔ぶれが追加され、今年も“体験型フェス”としての完成度をさらに高めている。
フロア直結のグルーヴが主役の第2弾ラインナップ
今回の追加でまず目を引くのは、Walker & RoyceとVNSSAによるB2Bセット。加えて、UKベースの注目株Hamdi、Dirtybirdの中核を担うArdalan、デトロイト・ハウスのレジェンドDJ Minx、そしてマイアミ発のデュオBlack V Neckらが名を連ねる。
さらに、Radio Slave、Sage Armstrong、Madam Xといったクラブカルチャーの最前線を走るアーティストが揃い、フェス的な消費ではなく“現場感覚”に根ざしたラインナップが構築されている。


多層的に広がるサウンドスケープ
SYREETAやAddison Groove、カリブ由来の感性を持つAugusteなど、多様なバックグラウンドを持つアーティストも参加。
ハウス、ディスコ、ベース、アフロ、エレクトロニック――ジャンルの境界はここでは意味を持たない。むしろ、それらが混ざり合うことで生まれる“曖昧さ”こそが、このフェスの核となっている。

巨木と川に囲まれた“没入型フロア”
会場となるのは、北カリフォルニアの自然地帯クックズ・バレー。そびえ立つレッドウッドの森と川沿いのロケーションに、複数のステージが点在する。
メインステージからリバーサイド、深夜のバンカーまで、それぞれが異なる音の宇宙を形成。昼は陽光の下でゆるやかに、夜は森の奥深くでディープに――時間帯ごとに表情を変えるフロア体験が用意されている。


“参加するフェス”という思想
このイベントの本質は、単なる音楽フェスではない。キャンプゲームやアーティスト主導のアクティビティ、突発的なB2Bセットなど、観客と出演者の境界が曖昧になる“参加型カルチャー”が根付いている。
スケジュールを追うのではなく、偶然に身を任せる。そんな自由な過ごし方が推奨される空間だ。

インディペンデントが示す未来のフェス像
20年以上にわたり独自のコミュニティを築いてきたDirtybirdと、自然と音楽を融合させてきたNorthern Nights。その両者が手を組むことで生まれたこのフェスは、商業主導とは異なる“もうひとつのフェスの在り方”を提示している。
音楽が中心にあり、コミュニティが育ち、文化が現場から立ち上がる ── その理想形がここにある。
2026年夏、森の中で何が起こるかは誰にもわからない。だがひとつ確かなのは、その週末がただのフェスでは終わらないということだ。
Dirtybird Campout x Northern Nights
July 17–19, 2026 at Cook’s Valley Campground in Northern California
