
ロンドン発のクラブコレクティブFUSEと、ヨーロッパ屈指の都市型フェスティバルBrunch Electronikが再び手を組み、2026年夏のイビサに特別なシリーズを持ち込む。舞台は島屈指の個性派ヴェニュー528 Ibiza。8月2日、9日、16日の3週連続日曜にわたり、合計12時間に及ぶノンストップの音楽体験が展開される。
16時から翌4時まで──シームレスに移ろう“12時間の物語”
このシリーズの最大の特徴は、夕方から深夜までを一つの流れとして設計したタイムラインにある。屋外ガーデンから屋内クラブへと自然に移行しながら、音、空気、そしてオーディエンスの熱量が途切れることなく進化していく。
“イベント”ではなく“連続する体験”として構築されたこのフォーマットは、イビサのクラブカルチャーに新たな没入感をもたらす。

Enzo Siragusaが導く一貫したグルーヴ
シリーズ全日程に出演するのは、FUSEの創設者Enzo Siragusa。彼を軸に、ベテランから新鋭まで幅広いセレクターが集結し、流れと深度を重視したラインナップが組まれている。
単発的なピークではなく、長時間かけてフロアを育てていく ── そんなFUSEらしい哲学が色濃く反映されている。

初日はミニマルの美学に没入
8月2日は、FUSEのコアを体現するラインナップ。ApolloniaのB2Bセットをはじめ、Margaret Dygas、Voigtmannらが精緻な選曲でフロアを構築する。
派手さよりも流れを重視した“ヘッズダウン”な時間が、ゆっくりと深みへと誘う。

中日はジャンルを越境するダイナミズム
8月9日はより広がりのある展開に。Call Super、Ryan Elliottがジャンルを横断するプレイで空間を拡張しつつ、TraumerやRossi.らがミニマルの軸をキープ。
グルーヴと実験性が交差する一日となる。

最終日は未来志向のクロスオーバー
8月16日は、アンダーグラウンドとメインストリームの境界を越える構成。Chris StussyとLockleadによるプロジェクトAcross Boundariesがピークタイムを担い、Ben UFO、Sonja Moonear、Saoirseらが多層的なクラブミュージックを提示する。
シリーズの締めくくりにふさわしい、開かれたヴィジョンが提示されるだろう。

イビサにおける“もうひとつの選択肢”
派手な演出や巨大規模とは異なる、グルーヴと流れにフォーカスした体験。それがこのシリーズの本質だ。
FUSEとBrunch Electronikが提示するのは、ダンスフロアの原点に立ち返りながらも、現代的にアップデートされたイビサの新しい形。
太陽の下から夜の深淵へ ── そのすべてを一つの物語として味わう、濃密な3日間が待っている。
