
1976年の鮮烈なデビューから半世紀近く、ギタリストとして第一線を走り続けてきたChar。2025年、古希を迎える彼の節目にあわせ、初となる本格評伝『評伝 竹中尚人 Charと呼ばれて』が9月12日に刊行される。
本書は、単なる自伝や回想録にとどまらず、Charという存在を多角的に捉え、日本ロック史におけるその位置を明らかにする壮大なドキュメントである。本人への徹底取材はもちろん、彼の活動を支え、影響し、共に歩んできた数多の証言者たちの声を交えながら、その人物像を浮かび上がらせていく。
登場する関係者は、実兄の竹中眞人をはじめ、元マネージャーの長尾哲士、江戸屋代表の石田洋一、泉谷しげる、金子マリ、クリス・ペプラー、佐藤準、JESSE、トミー・スナイダー、仲井戸“CHABO”麗市、鳴瀬喜博、古田たかし、布袋寅泰、ミッキー吉野、山岸潤史、ロバート・ブリル──まさに日本ロックのクロニクルを彩る面々が揃う。
一人のミュージシャンをめぐって、これほどまで多様な証言が交錯することの意味。そこには、Charというアーティストがいかに多くの才能と共振し、時代を超えて影響を与え続けてきたかの証左がある。
音楽ファン、ギター好き、そして日本のポップカルチャーを見つめてきたすべての読者にとって、これは単なる読み物ではない。時代を刻んできた音の記録であり、精神のアーカイブである。
■書誌情報
書名:評伝 ⽵中尚⼈ Charと呼ばれて
著者:細川真平
仕様:四六判 ハードカバー 432ページ(予定)
定価:3,520円(本体3,200円+税10%)
発売:2025年9⽉12⽇
発⾏:リットーミュージック
商品情報ページ https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3125351003/