音・熱・アートを“浴びる”没入体験 ── 都市型フェス〈OSAKA SOUND BARTHE〉が北加賀屋に誕生

2025年9月27日(土)・28日(日)の2日間、大阪・北加賀屋の名村造船所跡地を舞台に、サウナ×音楽×アートが交差する新感覚フェス《OSAKA SOUND BARTHE(オオサカサウンドバース)》が開催される。これは、同地で展開される屋外アートサウナ常設展《北加賀屋 MULTI BARTHE》のレセプションイベントとして位置づけられ、サウナカルチャーの可能性を一気に拡張するプロジェクトとなる。

主催は、大阪サウナカルチャーを牽引する〈大阪サウナDESSE〉。会場の設計は〈株式会社OSTR〉が手がけ、運営には〈SAUNA NO TSUDOI〉が加わるなど、多分野のクリエイターが集結。まち全体を巻き込んだサウナとアートの“体験型複合文化空間”として注目される。

音楽フェスの形を超える、“浴びる”フェス

《OSAKA SOUND BARTHE》の最大の特徴は、“観る・聴く”ではなく、“浴びる”体験に軸足を置いている点である。ライブステージ、屋外サウナ、アートインスタレーション、トーク、フードカルチャーが混ざり合い、訪れた者の五感をじわじわと解放していく。

イベントは、都市と創造が交差する北加賀屋の地に4つのゾーンで展開。フェス全体がサウナの導線に見立てられ、音・熱・蒸・整・湯の流れを辿るように構成されている。

フェスの4ゾーン構成

  • 熱ゾーン|studio PARTITA
     アーティストによるライブパフォーマンスが、まるでロウリュのように身体の奥を揺さぶる。音と光の熱に満ちた空間が、非日常への導入となる。
  • 蒸ゾーン|赤鉄骨エリア
     30基以上のテント&モバイルサウナが集結。岡山・久米やや京都・Earthing MIYAMAの薪ストーブによる極上の熱体験も登場予定。サウナ飯やドリンクとの組み合わせも楽しめる。
  • 整ゾーン|MULTI BARTHE展示エリア
     空間そのものがインスタレーション。光・映像・素材が織りなす静かな没入体験が、深い内省へと誘う。
  • 湯ゾーン|Black Chamber
     トークやパフォーマンスの“言葉のサウナ”。ゲストによるクロストークが、熱と感性で開かれた身体に静かに染み込む。

サウナカルチャーが都市とアートをつなぐ

サウナはいまや“整う”だけの装置ではない。思考を刺激し、身体性を取り戻し、人と人をゆるやかに接続する“メディア”へと進化している。《OSAKA SOUND BARTHE》は、その最前線を提示する試みである。

会場には、〈サバス1号・2号〉や〈サウナカールポ〉〈HOT SHOT SAUNA〉〈MOUNT BOOK SAUNA〉など、個性豊かなサウナが多数登場予定。すべてが感覚をゆさぶるアートとして、会場の一部を構成する。

イベント情報

  • 名称:OSAKA SOUND BARTHE
  • 日程:2025年9月27日(土)・28日(日)
  • 時間:11:00~21:00(受付10:30〜20:30)
  • 会場:クリエイティブセンター大阪(旧・名村造船所跡地)
  • アクセス:大阪メトロ四つ橋線「北加賀屋駅」④番出口より徒歩10分
  • チケット(事前予約制・税込)
    • 当日券:6,500円
    • 展示入場付き:8,500円
    • VIP券(展示入場+Tシャツ+整列優先):15,000円
    • 通し券(展示入場付き):16,000円
  • 予約開始:2025年6月16日(月)10:00〜
  • 公式サイトhttps://sound.barthe.world/
  • チケット予約OSAKA SOUND BARTHE予約ページ

新たな“サウナ×カルチャー”の交差点へ

「音楽を耳でなく、全身で浴びる」「アートを観るのでなく、空間に沈む」──そんな感覚が《OSAKA SOUND BARTHE》の核となる。都市とアートとサウナが溶け合い、言葉にならない感情や衝動を呼び起こすこの2日間は、単なるフェスではなく、未来のカルチャー体験そのものである。

今、北加賀屋から“整う”のその先へ。感性を揺らし、身体を目覚めさせる没入の場が、音と熱と共に幕を開ける。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
目次