2025年6月5日、株式会社RECCOOが運営する仮説検証ツール『サークルアップ』を使った最新の調査結果が公開された。テーマは椎名林檎の代表曲「丸の内サディスティック」に登場する音楽用語の理解度。特に「ベンジー」(浅井健一の通称)という単語を現役大学生がどれくらい理解しているかに注目した。
調査概要
- 対象:現役大学生301名(サークルアップ登録者)
- 実施期間:約2時間で回答回収完了
- 協力:元電通プランナー 小島雄一郎(株式会社kojimake)
小島雄一郎氏は、仮説として「現役大学生の多くは『ベンジー』の意味を知らないのではないか」を掲げ、調査に乗り出した。
調査結果のポイント

- 椎名林檎の認知率は驚異の97%
現役大学生にとっても高い認知度。親世代のアーティストであるにもかかわらず、ほぼ全員が名前を知っている。

- 「丸の内サディスティック」の楽曲認知率は92%
1999年発売のアルバム収録曲でありながら、カラオケの定番としても親しまれている楽曲を多くの学生が知っていた。
- 「ベンジー」の意味がわかる学生はわずか11%
ベンジー=浅井健一(元BLANKEY JET CITYボーカル/ギタリスト)というカリスマ的存在を知るのはごく少数。バンド経験者も11%で一致しており、バンド経験が理解に関わっている可能性が高い。
その他の専門用語認知率も併せて調査

- マーシャル(アンプ)
- ラット(ギターエフェクター)
- グレッチ(ギターブランド)
- リッケン(リッケンバッカーギター)
これらの用語も音楽ファンでなければ知らない言葉だが、「ベンジー」の認知率が特に低い結果となった。
まとめ
椎名林檎の「丸の内サディスティック」は現役大学生の間で高い知名度を誇るが、歌詞に登場する専門用語の理解度には大きな差がある。特に「ベンジー」という言葉は11%の理解率にとどまり、ほとんどの学生は意味を知らないまま楽曲を楽しんでいることになる。
言葉の意味がわからなくても楽曲は楽しめるという点で、椎名林檎の楽曲が持つ独特の魅力が見えてくる調査結果だ。
「サークルアップ」でビジネス仮説の即時検証が可能
今回の調査はわずか2時間で301件の回答を回収。サークルアップはビジネスの仮説を素早く検証できるツールとして注目されている。興味のある方は公式サイトから問い合わせてみよう。
問い合わせ:https://circle-app.jp/contact/
調査設計協力・小島雄一郎 プロフィール

- 元電通プランナー、若者研究と新規事業開発に長ける
- グッドデザイン賞(ビジネスモデル部門)受賞経験あり
- 著書『「選べない」はなぜ起こる?』(2025年6月11日発売)
- X(旧Twitter):https://x.com/you1026