『ライオン・キング』『インセプション』『DUNE/デューン 砂の惑星』──映画史に刻まれたこれらの名作を、音楽の力でさらなる高みへと導いた作曲家、ハンス・ジマー。そのキャリアを総括するような一大コンサート映画『ハンス・ジマー＆フレンズ：ダイアモンド・イン・ザ・デザート』が、2025年7月11日（金）よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で劇場公開される。
本作は、ジマー本人のパフォーマンスを軸に、彼の代表作を彩った名曲の数々を大スクリーンで堪能できる映像作品である。撮影の舞台となったのは、中東・ドバイの万博会場「アル・ワスル・プラザ・ドーム」や「コカ・コーラ・アリーナ」、そしてアラビア砂漠の広大な砂丘に至るまで、まさに“ダイアモンドのように輝く”ロケーションの数々。ジマー自身も、この地の美しさに感銘を受け、作品を通してその魅力を世界へ届けたいと語っている。
映画音楽の“ベスト盤”が、いま蘇る
先行公開されたのは、誰もが耳にしたことのある『パイレーツ・オブ・カリビアン』と『インターステラー』の演奏シーン。壮麗な映像とともに響き渡るテーマ曲は、観る者の記憶を鮮烈に揺さぶる。ほかにも、以下のような代表作の音楽が演奏される予定である。
- 『DUNE/デューン 砂の惑星』
- 『インセプション』
- 『ワンダーウーマン』
- 『マン・オブ・スティール』
- 『グラディエーター』
- 『X-MEN：ダーク・フェニックス』
- 『ダンケルク』
- 『ライオン・キング』
演奏陣にも注目だ。超絶技巧を誇るギタリスト、ガスリー・ゴーヴァン、『グラディエーター』でおなじみのリサ・ジェラルド、『ライオン・キング』のレボ・モラケなど、世界屈指のプレイヤーたちが集結し、ジマーの世界を音とパフォーマンスで体現している。
映画音楽に宿る「物語」を、創り手たちの言葉で
本作では、音楽だけでなく、その舞台裏をも垣間見ることができる。ジマー自身がゲストたちと語らう対談シーンでは、楽曲の制作背景や映画との関係性が語られ、音楽がどのように映画の「魂」となっていくのかが浮き彫りになる。
トークゲストには、ビリー・アイリッシュ、フィニアス、ファレル・ウィリアムスといった音楽界のスターのほか、映画監督のクリストファー・ノーラン、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、俳優のティモシー・シャラメ、ゼンデイヤら、錚々たる顔ぶれが名を連ねている。
監督はポップカルチャーの名手、ポール・ダグデール
監督を務めたのは、アデルやローリング・ストーンズ、テイラー・スウィフトのライブ映像を手がけ、グラミー賞・エミー賞・BAFTA賞といった名だたる賞を受賞してきたポール・ダグデール。音楽と映像の融合に長けた彼の演出が、ジマーの音楽をより一層ドラマティックに昇華させている。
映画『ハンス・ジマー＆フレンズ：ダイアモンド・イン・ザ・デザート』作品情報
- 公開日：2025年7月11日（金）よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
- 上映時間：158分
- 監督：ポール・ダグデール
- 出演：ハンス・ジマー、ビリー・アイリッシュ、フィニアス、クリストファー・ノーラン、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ ほか
- 制作国：アラブ首長国連邦（ドバイ）
- 配給：カルチャヴィル合同会社
- 鑑賞料金：一般2,700円、学生・障がい者2,200円
- 公式サイト：https://www.culture-ville.jp/hanszimmer
- 公式ハッシュタグ：#HansZimmerFilm
ジマーの音楽が、砂漠の夜に新たな輝きを放つ。映画館という“もうひとつのステージ”で、忘れがたい音楽体験を味わってほしい。
