
犬と音楽の関係について、全国の飼い主366人にアンケートを実施した結果が公開された。
集計を行ったのは、ドッグフードに特化した情報メディア「ドッグフードの神様」を運営する株式会社エイト(本社:東京都港区)。
アンケート実施日は2025年5月23日。調査方法はインターネットによる無作為抽出。
結論から言うと、愛犬が「好きな音楽がある」と答えた飼い主は全体の50%、
「嫌いな音楽がある」とした飼い主は41%にのぼった。
音楽の好みに個体差はあるものの、一定数の犬が“音楽を選んでいる”可能性があることが示されたかたちだ。
好きな音楽1位はクラシック

飼い主たちが「うちのコはこれが好き」と挙げた音楽のジャンルを集計した結果、1位に輝いたのはクラシック(41票)。
2位はJ-pop・ポップス(26票)、3位はロック(12票)という結果になった。
飼い主が普段から聴いている音楽が、自然と犬にも浸透しているという仮説も浮かび上がる。
なお、4位には童謡と「音楽以外(生活音など)」が並んだ。
ランキング上位にはK-pop、アニソン、歌謡曲、ジャズ、洋楽なども入り、ジャンルは多岐にわたった。
嫌いな音楽は「大きな音」

一方で「嫌いな音楽」ランキングでは、**「大きな音のうるさい音楽」(24票)**が最多。
2位はヘビーメタル(19票)、4位にはJ-rock(17票)と演歌(17票)が並んだ。
高音・金属音・太鼓など、突発的で鋭い音への反応も一部で報告されており、
犬にとって音量や音圧はストレス要因になりうることが伺える。
中には「クラシック」や「J-pop」といった“好かれていた音楽”が逆に嫌がられているケースもあり、
犬の音楽の好みに関しては単純なジャンル分けでは判断しにくいことも分かってきた。
音楽が愛犬との生活を変える可能性
SpotifyやYouTubeでは、犬専用のリラックス音楽がプレイリストとして提供されている時代。
今回の調査結果を参考にすれば、「うちの犬に合う音楽」を見つけるヒントになるかもしれない。
家でのBGM選びや留守番時の環境音として、“犬目線の音選び”を意識するのは有効だろう。
アンケート詳細


- 調査名称:犬の好きな音楽・嫌いな音楽に関するアンケート
- 実施日:2025年5月23日
- 対象者:全国の犬の飼い主366名(男性233名/女性133名)
- 実施方法:インターネット調査
詳細な結果は下記ページに掲載されている。
→ https://dogfood8.xsrv.jp/survey-music.html
会社概要
- 会社名:株式会社エイト
- 所在地:東京都港区南青山2-2 5F
- 公式サイト:https://eight-incorporated.com/
- メディア:「ドッグフードの神様」https://dogfood8.xsrv.jp/
犬の健康や生活環境への配慮は年々進化しているが、音楽もその一部になりつつある。
“聴かせる音”に目を向けることは、犬にとっても飼い主にとってもより快適な暮らしをつくる一助になるだろう。