悲しみを越えて、希望へ ── MONOの新作『Snowdrop』は、Steve Albiniへの静かな祈りだ

2023年、MONOは盟友Steve Albiniとともにアルバム『OATH』を録音した。それが彼との最後のスタジオ作品になるとは、誰も想像していなかった。翌2024年、Albiniは突然この世を去った。40年にわたって無数のレコードに魂を吹き込み、アーティストへの献身と混沌の中の明晰さで唯一無二の存在であり続けた男の死は、MONOにとって音楽的な喪失であると同時に、深く個人的な悲嘆でもあった。その痛みと問いに向き合いながら生まれた新作『Snowdrop』が、2026年6月12日にリリースされる。

Albiniの聖地で、彼の友人が録音した

後任エンジニアの選択は、容易ではなかった。Albiniの代わりなど、いるはずがなかった。それでもMONOが選んだのは、Brad Wood(Touché Amoré、The Smashing Pumpkinsを手がけた名エンジニア)だった。理由はシンプルだ——彼はMONOのクリエイティブな制作プロセスを熟知し、そして何より、Steve Albiniの数十年来の友人だった。

2025年9月、BradはAlbiniの伝説的スタジオ「Electrical Audio」の扉を開けた。MONOが四半世紀の歴史の中でほぼすべての作品を生み出してきたその場所で、バンドは再び音を鳴らした。シカゴを拠点とする指揮者・オーケストラ音楽監督のChad McCulloughとともに、10人編成のオーケストラと8人編成のコーラス隊を迎えた8つの楽曲は、どれも圧倒的なスケールを持ちながら、同時にどこまでも親密だ。ミックスはBradのロサンゼルスにあるSeagrassホームスタジオで行われた。

雪の雫が結ぶもの ── 哀しみではなく、感謝の音楽

『Snowdrop』が纏うのは、暗鬱な影ではない。大切な友とともに過ごした時間への深い感謝と、これからの未知への切なる希望——その二つが、アルバム全編を静かに貫いている。衝撃と悲しみを希望と驚嘆へと変換すること。「知らないこと」の自由の中に、新たな焦点を見出すこと。MONOはそれを、8曲・計50分に余る音楽で体現してみせた。

リリース情報

CD/2xLPで2026年6月12日発売。限定カラーヴァイナル「ボイズンベリー・カラー盤」(TRR453LP-C2)は数量限定につき、早めのチェックを。

Artist: MONO
Title: Winter Daphne
Label: Temporary Residence Ltd.
Format: Digital Single
Listen/Buy: https://monoofjapan.fanlink.tv/snowdrop

MONO オフィシャルサイト
Official Web: https://www.monoofjapan.com
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