ひらめきが火花を散らす瞬間 ── クリス・ステューシー、新章“Found”を告げる新曲「Wide Awake」

デビューアルバムの全貌が少しずつ明らかになるなか、その核心に迫る一曲が解き放たれた。オランダのプロデューサー Chris Stussy が、UKの新鋭 Tom Did It とタッグを組んだニューシングル『Wide Awake』をリリース。自身のレーベル Up The Stuss から届けられるこの楽曲は、デビューアルバム『Lost, Found & Forgotten…』の第二章“Found”を象徴する重要なピースとなっている。

“Found” ── ひらめきが繋がる場所

4月3日にリリースを控えるアルバム『Lost, Found & Forgotten…』は、「Lost」「Found」「Forgotten」という3つの章で構成されるコンセプト作品。その中核を担う“Found”は、アイデアが結びつき、音楽として立ち上がる瞬間のエネルギーを捉えたチャプターだ。

コラボレーションやディギング、そしてクリエイター同士の交流から生まれる“閃き”。この章には、そうした創造のダイナミズムが色濃く反映されている。

Tom Did Itとの共鳴が生んだ「Wide Awake」

『Wide Awake』は、その“Found”の精神を体現するトラックだ。UKの才能 Tom Did It をフィーチャーし、きらめくシンセと推進力のあるパーカッション、そして繊細なコード展開が交差する。

ダンスフロアに向けたドライヴ感と、内省的な響きが同時に存在するこの楽曲は、クラブミュージックの機能性とリスニング体験の境界を軽やかに越えていく。

すでにロンドンのクラブシーンでも話題となっており、特に〈Magazine〉でのプレイでは、両者がブースで共演した瞬間が大きな反響を呼んだ。

6曲で描かれるコレクティブな創造性

“Found”チャプターは全6曲で構成され、多彩なアーティストとのコラボレーションが並ぶ。
KUČKA、Jessica Moore、Leanna Louise、Tropics らが参加し、それぞれの個性が有機的に絡み合う。

メロディ、グルーヴ、そして感情。異なる視点が交差することで生まれる音楽の広がりは、この章の大きな魅力だ。

動き続ける音楽、開かれた視点

アルバム全体を貫くモチーフである“凧”のイメージと同様に、“Found”は動きと視点の変化を象徴している。自由に舞いながらも、確かな軸を持つ――そのバランス感覚こそが、Chris Stussyの音楽の本質だ。

『Wide Awake』は、その創造的エネルギーが最も鮮やかに立ち上がる瞬間を切り取った一曲と言えるだろう。

デビューアルバム『Lost, Found & Forgotten…』の全貌が明かされるまで、あとわずか。
その中心で輝く“Found”の世界は、すでに動き始めている。

Release Info

Chris Stussy feat. Tom Did It
『Wide Awake』配信中

アルバム『Lost, Found & Forgotten…』
2026年4月3日リリース

レーベル:Up The Stuss

Buy/Stream: Chris Stussy – Wide Awake
https://chris-stussy.lnk.to/wideawake

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