
10万平方フィートの巨大空間が、この冬も“NYのダンスフロアの中心”へ
ニューヨーク・ブルックリン海軍造船所(Brooklyn Navy Yard)に位置するBrooklyn Storehouseが、10月末から翌3月にかけてのFall–Winterプログラムを発表した。わずか1年でNYカルチャーのランドマークへと躍進したこの巨大倉庫は、音楽・アート・ファッションが交差する先鋭的な空間であり、すでにジャスティス、シャーロット・ド・ウィット、エリック・プライズといったトップ・アクトを受け入れてきた。
TCE PresentsとBroadwick Liveが手がけるこの105,000平方フィートの可変空間は、NYにおいて“最も大きなダンスフロア”として機能し、世界的イベントの受け皿として確固たる地位を築きつつある。

CircoLoco、Gorgon City、Time Warp──秋から怒涛のビッグ・プログラム
ハロウィンからスタートした今季プログラムは、CircoLocoによる2デイズで幕開けした。&ME、ラムパ、カーリータ、ジョブ・ジョブズ、パームス・トラックス、マルコ・カローラ、セス・トラクスラーといったクラブシーンを牽引する面々が登場し、早くも拠点としての存在感を示す。
続く11月15日には、Gorgon Cityの“Enter The Realm”ショーケースを開催。ライアダン、アゼッカ、フィルーらが出演し、UK~USの新鋭をつなぐラインナップで魅せた。さらに11月21日のTime Warpでは、スヴェン・ヴァス、ニコ・モレノ、サラ・ランドリー、ケリ・チャンドラー B2B デニス・フェラー、パーティボーイ69 B2B DJ ハートストリングなど、アンダーグラウンドの最重要人物が集結し、NYでしか成立しない豪華布陣が実現した。

年末年始はDJスネーク、アーム b2b ジミ・ジュールズ、ボノボ b2b DJテニス──テクサポ10周年を飾る特別プログラム
12月12日にはテクノの急先鋒 Klangkuenstler を迎え、年末の大晦日にはDJスネークがヘッドライナーとして登場。翌1月1日のTeksupportによる“元旦マラソン”では、ロコ・ダイス b2b セス・トラクスラー、ベン・スターリング b2b ホット・シンス82、ライアダン b2b オブスキュア など、B2Bの妙を楽しむラインナップが一挙に並ぶ。
さらに1月2日には、
- Âme (DJ) b2b Jimi Jules
- Bonobo (DJ Set) b2b DJ Tennis
- Jan Blomqvist(Live)
など、世界的に評価されるライブエレクトロニック〜メロディック勢が集結。
Teksupport創設10周年を締めくくるにふさわしいプログラムとなった。

冬のハイライト:REZZ、カシアン、サブトロニクス、レイトン・ジョルダーニ
新年以降もBrooklyn Storehouseの勢いは止まらない。
- 1月24日:REZZ──催眠的ビジュアルと重低音が空間を支配するAVショー
- 2月21日:Cassian──グラミー受賞プロデューサーが深みのあるクラブセットを披露
- 2月27–28日:Subtronics──ベースミュージックのモンスターが2夜連続公演
- 3月7日:Layton Giordani──NYが生んだテクノスターがシーズンを締め括る
冬のNYクラブシーンを象徴する豪華ラインナップが続々とBrooklyn Storehouseに集まる。
“都市をステージに変える”TCE PresentsとBroadwick Live
TCE PresentsのRob Toma率いるTeksupportは、海軍造船所から潜水艦工場、客船、グランド・セントラル駅まで、NY中の異空間をパーティ会場へ再構築してきた存在だ。一方Broadwick Liveは、英国でPrintworks LondonやDRUMSHEDSを手がけ、世界的に評価される“次世代型ライブ空間”を生み続けている。
この2社が手を組んだBrooklyn Storehouseは、単なる会場ではなく、“NYナイトカルチャーの今と未来”を象徴するプラットフォームとして機能している。
