アーロン・パークス、WWWでの来日公演を前にブルーノート第3作『By All Means』リリース決定

2025年9月10日

ニューヨークの俊英ピアニスト、アーロン・パークスが新作『By All Means』を11月7日にリリースすることが決定した。来週9月18日（木）には渋谷WWWで一夜限りの来日公演を控えており、アルバムからの先行シングル「Parks Lope」がすでに公開されている。

新カルテットで描く“肯定”の音楽

本作は、ブルーノートからの3作目となるアルバムであり、ベン・ストリート（b）、ビリー・ハート（ds）の鉄壁リズムセクションに加え、新たにベン・ソロモン（ts）を迎えたカルテット編成。プロデュースはパークスとストリートが共同で務め、ニューヨークの名門ヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴをきっかけにプロジェクトが急速に具体化したという。

収録曲はすべてアーロンによる新曲で、妻と息子に捧げた哀愁漂うナンバーなど、彼の抒情性と即興性が凝縮されている。

アーロン・パークスの言葉

「この作品は過去のアルバムと断絶したものではなく、ジャズやブラック・アメリカン・ミュージックの伝統の中で生きているレコードなんだ。タイトルの『By All Means』は大きな肯定の意味であり、“一緒にパーティに参加しよう”という合図でもある。そして最も大切なのは、一緒に演奏し、互いに即興で応答すること。その喜びを音楽に込めた作品なんだ」