22曲で描くダンスフロアの軌跡 ── サチャ・ロボッティ、デビューAL『I, Robotti』をリリース

テックハウスからテクノ、ブレイクビート、インディーダンスまで――。ジャンルの境界を軽やかに越えてきたプロデューサー/DJ、Sacha Robotti が、待望のデビューアルバム『I, Robotti』をリリースした。作品はクラブカルチャーを牽引するレーベル Dirtybird より発表されている。

約20年にわたるキャリアの軌跡を凝縮した本作は、全22曲というボリュームで展開。Robottiがこれまで歩んできた音楽的旅路を、ひとつのストーリーとして編み上げた作品となっている。

ジャンルを越える、Robottiの音楽的宇宙

『I, Robotti』は単なるクラブアルバムではない。テックハウス、ブレイクビート、ピークタイム・テクノ、ジャッキン・ハウス、そしてエレクトロニカまで、Robottiがキャリアの中で探求してきた多様なスタイルが有機的に結びついている。

そのサウンドは、ひとつのジャンルに収まることを拒むように自由に展開する。クラブ仕様の強靭なグルーヴと、実験的なサウンドアプローチが共存し、アルバム全体を通してダンスフロアとアート性のバランスを巧みに保っているのが印象的だ。

豪華コラボレーションが生む化学反応

本作の大きな魅力のひとつが、幅広いアーティストとのコラボレーションだ。アルバムには、オルタナティブロックの象徴的存在 Perry Farrell をはじめ、SYREETA、Gene Farris、Sian、JOPLYN、Blakkat、Victoria Rawlins など、多彩なゲストが参加。

さらに DJ Rap や Pershard Owens らも加わり、それぞれの楽曲に独自の色を与えている。単なるフィーチャリングに留まらず、Robottiのキャリアを形作ってきた人間関係やクリエイティブな交流が、アルバム全体に深みをもたらしている。

20年のキャリアを写す22のスナップショット

Robotti自身は本作についてこう語る。

「ツアーを続けてきた20年、そしてブリュッセル、エディンバラ、ベルリン、カリフォルニアで過ごしてきた人生が、このアルバムで交差している。ずっと作り続けていたけれど、完成していなかったデビューアルバムが、ようやく形になった。コラボレーターたちは単なるゲストじゃない。彼らがいるからこそ、僕は音楽を作り続けているんだ」

アルバムの22曲は、それぞれがRobottiの音楽的歩みの“瞬間”を切り取ったものだ。アンダーグラウンドの影響から世界中のダンスフロアまで――その変遷がサウンドとして記録されている。

Dirtybirdの世界をさらに広げる一枚

長年シーンを賑わせてきたDirtybirdにとっても、『I, Robotti』は重要なリリースとなる。クラブミュージックの枠組みを広げ続けてきたレーベルの精神を体現する作品として、Robottiのデビューアルバムは新たな節目を刻むだろう。

ジャンルを横断し、仲間たちとの創造的な交流を詰め込んだ22曲。
『I, Robotti』は、Sacha Robottiというアーティストの現在地を示すと同時に、彼の物語がまだ続いていくことを強く感じさせるアルバムだ。

Release Info

Sacha Robotti
『I, Robotti』

レーベル:Dirtybird
配信中

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