JPOPと旅する– tag –
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[連載]JPOPと旅する:川を越える記憶 ── スネオヘアー「Over the River」と川越市の都市感覚
1. 境界としての「川」、余白としての都市 「Over the River」(2003年、Sg)というタイトルが喚起するのは、単なる地理的移動ではない。「川を越える」という行為は、境界の横断であり、時間や記憶の層をまたぐ感覚そのものを象徴している。こちら側とあ... -
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[連載]JPOPと旅する:郊外都市のアイデンティティを歌う ── 爆風スランプ「KASHIWAマイ・ラブ ~ユーミンを聞きながら~」
1.柏という「中間都市」 ── 流動性が生むアイデンティティ 千葉県の柏市は、首都圏郊外に位置する典型的な「中間都市」である。だがその「典型性」は、単なる均質性ではない。むしろ柏という都市の特質は、絶え間ない人の移動によって形づくられてきた点に... -
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[連載]JPOPと旅する:中途半端であることの強度 ── クリープハイプ「鬼」と津田沼をめぐる考察
1.地名がもたらす現実 ── 「津田沼」という引力 「鬼」は、内面の揺らぎや関係の破綻を描く楽曲でありながら、その語りは当初どこにも固定されない。感情は宙吊りのまま展開し、具体的な場所を拒む。しかし、その流れは「津田沼」という固有名の出現によっ... -
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[連載]JPOPと旅する:関係の終端としての空港 ── 浜田省吾「MIDNIGHT FLIGHT −ひとりぼっちのクリスマス・イブ」論
1.祝祭の裏側にある関係の終焉と楽曲プロフィール 「MIDNIGHT FLIGHT −ひとりぼっちのクリスマス・イブ」は、浜田省吾の代表的バラードのひとつであり、1980年前後の都市的感性を鋭く体現した作品である。タイトルに示された“ミッドナイト・フライト”は... -
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[連載]JPOPと旅する:聖橋から放たれた檸檬 ── さだまさしと御茶ノ水の時間
「檸檬」(1978,Sg)は、さだまさしの代表作であり、喪失と青春の記憶を都市の風景に重ねた作品である。その舞台として浮かび上がるのが、御茶ノ水という街だ。本稿では、歌詞のモチーフと都市の具体的構造を往復しながら、その意味を五つの節で精密に読み解... -
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[連載]JPOPと旅する:夕闇のホームに降りる歌 ── 西島三重子「池上線」と郊外の記憶
「池上線」(1976,Sg)は、1970年代の東京を背景に、郊外と都心を結ぶ私鉄沿線の情景と、そこで生きる人々の感情を繊細に描いた名曲である。歌い手である西島三重子は、派手な都市の輝きではなく、日常の隙間に宿る感情を丁寧に掬い上げることで、この楽曲を... -
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[連載]JPOPと旅する:「神田川」によっての東京イメージ—フォークが描いた青春の影
「神田川」(1973,Sg)は、日本のJ-POP史において「東京の歌」として最も広く共有された楽曲のひとつである。歌ったのはかぐや姫、作詞・作曲は南こうせつと伊勢正三。高度経済成長の終盤にあたる1970年代初頭、この楽曲は「都市で暮らす若者のリアル」を、... -
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[連載]JPOPと旅する:米津玄師「Lemon」MVロケ地論 ── 東京の教会建築が生んだ「記憶の舞台」
「Lemon」(2018,Sg)は、米津玄師の代表作として広く知られるが、そのミュージックビデオは、楽曲の解釈を決定づける重要な要素として「場所」の力を最大限に活用している。近年の検証により、このMVが東京都内の教会建築を基盤に撮影されていることが明... -
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[連載]JPOPと旅する:「ハルノヒ」論 ── 北千住から先にある場所
「ハルノヒ」(2020,Sg)は、あいみょんが手がけた、映画『クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』の主題歌である。本作は、恋愛や同棲という普遍的なテーマを扱いながら、きわめて精緻な「場所の構造」を内包している点において特異... -
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[連載]JPOPと旅する:Vaundy「東京フラッシュ」MVロケ地論―断片化される都市と「記憶の東京」の生成
新宿 ── 都市の入口としての匿名性 「東京フラッシュ」のMVは、新宿という都市の「入口」から始まる。この選択は偶然ではない。新宿は日本最大級のターミナルであり、あらゆる人間が交差しながらも互いに無関係であり続ける、徹底した匿名性の空間である。...
