音楽語源探偵団– tag –
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[音楽語源探偵団]Vol.26:オルタナは誰が言い出したのか?──“もうひとつの音楽”が名前を持つまで
「オルタナ」という言葉は、いまや当たり前のように使われている。だが、その起源を辿ろうとすると、意外にも“発明者”が存在しないことに気づく。誰かが名付けたわけでもなく、ある日突然ジャンルとして成立したわけでもない。それは、1980年代のアメリカ... -
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[音楽語源探偵団]Vol.25:リフとは何か?──ロックを作った4文字の謎
ギターが「ジャーン」と鳴った瞬間、誰もが「あの曲だ」と気づく。 たとえば、「Smoke on the Water」のあの四つの音。 https://www.youtube.com/watch?v=Q2FzZSBD5LE あるいは、「Sunshine of Your Love」のうねるようなギター。 ロック史には、曲の顔と... -
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[音楽語源探偵団]Vol.24:パラディドルの謎──300年鳴り続ける「para-diddle」の正体
ドラマーなら一度は口にする言葉、「パラディドル」。RLRR / LRLL──たったそれだけのスティッキングなのに、ジャズ、ロック、ファンク、メタル、あらゆる音楽の中に潜んでいる。不思議なのは、その名前だ。なぜ「パラディドル」なのか? 誰が言い始めたの... -
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[音楽語源探偵団]Vol.23:ジャズはなぜ「融合」を名乗ったのか──フュージョンという言葉の正体
フュージョンに「言い出しっぺ」は存在しない 「フュージョン」という言葉を最初に使ったのは誰なのか? この問いに、明確な固有名詞で答えることはできない。なぜならフュージョンとは、誰かの思想や運動から生まれたジャンルではなく、音楽が“そうなら... -
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[音楽語源探偵団]Vol.22:「ハウス」は誰が名付けたのか?── クラブの床から生まれた、音楽ジャンル以前の“呼び名”
ハウスミュージックという言葉ほど、当たり前のように使われながら、その由来が曖昧なジャンル名も珍しい。テクノ、ヒップホップ、パンク、ジャズ──多くの音楽ジャンルには、思想や構造、あるいは明確な発明者が存在する。しかし「ハウス」は違う。それは... -
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[音楽語源探偵団]Vol.21:夜のロンドンが産んだ魔法──“Acid Jazz”という言葉が生まれた瞬間
曖昧な光と煙の中で、生まれるはずのなかった言葉 1980年代後半のロンドンは、音楽の坩堝であった。パンクの残り香が街角に漂い、ニューウェーヴがファッションと結びつき、レゲエやソウル、ファンク、そしてジャズが混ざり合い、昼と夜の境界が曖昧になっ... -
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[音楽語源探偵団]Vol.20:MCという存在──ヒップホップ文化が生んだ観客との対話者
序章:MCとは何か 音楽における「MC」とは、単にマイクを持って話す人ではない。DJのパフォーマンスをサポートし、観客を盛り上げ、時にはリズムに乗って即興でラップを披露する者を指す。特にヒップホップ文化において、MCは単なる進行役ではなく、曲と観... -
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[音楽語源探偵団]Vol.19:サンプリングという魔法──学者、メーカー、ヒップホップが紡いだ音楽の再生史
サンプリングとは何か? 「サンプリング」という言葉は、現代の音楽制作において日常語である。既存の音源の一部を抽出し、新たな文脈で再利用する行為──これが音楽的意味でのサンプリングである。しかしその起源は単純ではなく、技術、文化、言葉、法制度... -
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[音楽語源探偵団]Vol.18:MIDIという魔法の言葉──誰が言い出し、どう広まったのか
シンセサイザー群雄割拠の時代 1970年代後半、シンセサイザーは急速に進化を遂げていた。Moog、ARP、Sequential Circuits、そしてRolandやYAMAHAといったメーカーが、アナログシンセからデジタル制御への過渡期にさまざまな機材を送り出していた。 しかし... -
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[音楽語源探偵団]Vol.17:「打ち込み」という言葉の系譜──機械仕掛けの音楽が生んだ日本独自の表現
「打ち込み」という言葉はどこから来たのか 「打ち込み」という言葉は、日本の音楽シーンに特有の用語である。英語で言えば「programming」や「sequencing」といった表現にあたるが、国内では1980年代以降「シンセサイザーやリズムマシンにリズムやフレー...
