COLUMN– category –
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		  [連載:GROOVEの錬金術]第2回:アシッドジャズの誕生──“Acid Jazz Records”とロンドンの熱狂前回、「アシッドジャズ前夜」と題して、1980年代後半のロンドンにおけるレア・グルーヴの再評価、DJ文化の知的進化、そしてクラブという場の機能変化を確認した。音楽的にも文化的にも準備は整っていた。では、“アシッドジャズ”とは一体どこで、どのよう...
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		  [連載:FUNK IS POWER]第1回:ファンク誕生──R&Bからの分離とジェームス・ブラウンの革命ファンクは単なるダンス・ミュージックではない。それは人種、政治、スピリチュアリティ、そして大衆文化が複雑に交錯する音の運動体であった。本連載では、ジェームス・ブラウンの革新に始まり、スライ&ザ・ファミリー・ストーンによるユートピア的ヴィ...
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		  [音楽語源探偵団]Vol.6:「Make It Funky」── 誰が“ファンキー”を言い始めたのか?音楽ジャンルとしての「ファンク(Funk)」や「ファンキー(Funky)」という言葉を、われわれは今日、当たり前のように使っている。しかし、そもそもこの“臭そうな”言葉は、いったい誰が言い始めたのだろうか。少なくとも、白いスーツに身を包んだクラシッ...
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		  [連載:リスナーの記憶装置]第5回:Spotifyと“ながら聴き”の快楽音楽は、今やどこでも、いつでも手に入る時代に突入した。Spotifyがもたらした“サブスク”の波は、私たちの音楽との付き合い方をさらに自由にし、“ながら聴き”という新しい音楽体験を私たちにもたらした。車の中でも、仕事中でも、運転中でも──音楽はただの...
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		  [妄想コラム]演歌ブルース幻想 ── もしも“こぶし”のルーツがミシシッピにあったなら序章:「恨み節」と「ブルース」は似ている 「演歌は日本のブルースである」という言い回しは、音楽好きのあいだで度々交わされるジョークのようなものだ。だが、これは実に的を射た観察でもある。演歌の根底にあるのは“情念”であり、ブルースの根底にある...
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		  [連載:ブラジル音楽の地図]第6回:街角の声、現代ブラジルのヒップホップとファヴェーラビートブラジルの音楽は、ただのジャンルやリズムの集まりではない。それは広大な国土に根を張る無数の文化の交差点であり、歴史的な重層性と現代的な革新が常に交錯しているダイナミックな音の海だ。本シリーズでは、サンバの起源から現代のクラブシーンに至る...
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		  [連載:GROOVEの錬金術]第1回:アシッドジャズ前夜 ── UKクラブカルチャーの胎動1980年代後半、ロンドンの片隅でひとつの音楽的実験が静かに芽吹いていた。それは、ジャズ、ファンク、ソウル、ラテン、さらにはヒップホップの要素までもを巻き込み、DJカルチャーのフィルターを通して生まれ変わろうとしていた。後に「アシッドジャズ(A...
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		  [妄想コラム]もしこの世にリズムがなかったら ── 音楽シーンはこうなっていたかもしれない音楽にリズムがなかったら? そんなこと、考えたことがあるだろうか。リズム、それは音楽の脈であり、心臓である。耳に聴こえる鼓動、体を揺らすビート、無意識に足を動かす力 ── それらすべてはリズムの魔法だ。だがもし、この世界にリズムという概念が...
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		  [音楽語源探偵団]Vol.5:「ドレミファソラシド」は誰が発明したのか ── 音楽教育を変えた中世のイノベーター私たちが何気なく口にする「ドレミファソラシド」という音の並び。その響きは幼いころから耳に馴染み、歌の基本として広く浸透している。しかし、この音階表現がどこから来たのか、誰が言い始めたのかを知る人は少ない。本稿では、この「ドレミファソラシ...
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		  [連載:リスナーの記憶装置]第4回:iTunesと「所有」から「管理」へ音楽の聴き方が大きく変わったのは、iTunesという革命的な登場からだった。音楽は、もはや物理的な「所有」ではなく、データとして「管理」される時代に突入した。iTunesの登場は、音楽に対する私たちの意識を根本から変え、CDのように「手に取る」ことな...

 
	 
	 
	 
	 
	 
	