イビサ新拠点[UNVRS]、9月は特別ショーケース連発──クライマックスは初のクロージング「The Trilogy」へ

2025年シーズンにデビューしたイビサの新会場[UNVRS]が、9月に向けて怒涛のスペシャル公演を発表した。クラングキュンストラー、シャーロット・ド・ウィット、ANOTRによるNo Art、サラ・ランドリーらが続々登場し、さらに9月30日にはDJ Mag Top 100 DJs Awardsが史上初めてイビサで開催される。そして10月12日には、Ushuaïa、Hï Ibizaと連動した歴史的クロージング「The Trilogy」が控えており、今年最注目のナイトライフ・スポットがその存在感を決定づける。

クラングキュンストラーが放つシネマティックな「Outworld」

9月15日には、ドイツのテクノ旗手クラングキュンストラーが、自身のコンセプト・ショーケース「Outworld」をイビサで初披露する。映画的スケールのビジュアルとポータルを想起させる照明設計を伴う本公演は、本人によるオールナイト・ロングセットで構成。工業的で硬質なサウンドと近未来的な演出が[UNVRS]の巨大建築と融合し、一夜限りのSF的体験を作り上げる。

シャーロット・ド・ウィット、唯一のイビサ公演

9月22日には、ベルギー発のテクノ女王シャーロット・ド・ウィットが今季唯一のイビサ公演を敢行。研ぎ澄まされた硬質なグルーヴと最小限のプロダクションが織りなすストイックなセットは、「音と身体の完全な一体化」を提示するものになるという。

No Art、アートと音楽の実験場を再構築

9月28日には、オランダのデュオANOTR率いるNo Artが登場。ロンドンやサンパウロ、トゥルムなどで話題を呼んだコンセプトをイビサに持ち込み、音楽と没入型デザインを融合させる。今回はスペイン人アーティストのディエゴ・サインス・ガルシアによる、島の自然と[UNVRS]の象徴的な球体に着想を得たビジュアル作品も披露される。

サラ・ランドリーの「ETERNALISM」初上陸

9月29日には、ハードテクノの象徴サラ・ランドリーが「ETERNALISM」を島で初披露する。H.R.ギーガー的なビジュアルとハードなサウンドが交差するこのプロジェクトは、儀式的な体験として設計されており、クラブという枠を超えた集団的トランスの場となる。マーロン・ホフシュタット、クララ・キュヴェ、Alt8も出演予定である。

DJ Mag Top 100 DJs Awards、初のイビサ開催

9月30日には、世界最大規模のファン投票を誇るDJ Mag Top 100 DJs Awards 2025がイビサに初上陸。世界一のDJがリアルタイムで発表される瞬間が、[UNVRS]のステージで実現する。32回目となる本アワードは、クラブの最先端技術を駆使した演出と相まって、史上最も壮大な授賞式になると期待されている。

「The Trilogy」で迎える歴史的クロージング

そして10月12日、[UNVRS]はThe Trilogy – Part Threeで初のクロージングを迎える。UshuaïaとHï Ibizaとともに3日間にわたり展開されるこの試みは、イビサのクロージングパーティ史上もっとも野心的なプロジェクトとされ、世界中のクラブカルチャー・ファンから注目を集めている。

[UNVRS]とは何か

2025年に始動した[UNVRS]は、The Night Leagueが手がける新世代のクラブである。アリーナ規模のスケールと、最新技術を駆使した可変型の演出システムを備え、イビサのクラブカルチャーに新たなスタンダードを打ち立てた。

チケット情報

9月の全ショーケースおよびクロージング「The Trilogy」のチケットは公式サイトにて発売中。
👉 www.unvrs.com

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