
ソウルを拠点に活動するアーティスト Mount XLR が、待望のデビューEP『Phase i』を9月11日に〈SoundSupply_Service〉よりリリースする。サンプルとサウンドを彫刻のように扱い、まるで立体的に“呼吸する”かのような音楽を生み出すそのスタイルは、現行アンダーグラウンド・シーンにおいて注目を集めている。
UKベースとソウル・アンダーグラウンドが交差するサウンド
本作はUKのベース、ポスト・ダブステップ、ガラージに根ざしつつ、現在のソウル・シーンで好まれる硬質で打撃感のある質感を融合させた作品である。10年前のUKサウンドへのオマージュでありながら、現代的に再解釈した音像が全編を貫く。
EPは、韓国インディロックシーンを代表する So!YoON! の声をサンプリングし、シンセとして再構築した「Fadees」から幕を開ける。アルペジオのように繰り返されるテクスチャが、この作品全体の緊張と解放の物語を予告する。
続くタイトル曲「Limequaker」、先行シングルとして話題を集めた「Xai」、そしてリズムを前面に押し出した「Unsigned Beats #1」は、EPの骨格を成す強力なトリオである。さらに内省的なトーンを持つ「See These」、ロンドンで一部制作された「Codrington Bounce」が加わり、EPの二面性を一つの物語として結晶させている。
DJセットのように流れる“緊張と解放”
『Phase i』はアンビエントなイントロから疾走するBPM、そしてUKアーティスト Tommy Barlow との共作による内省的な瞬間を経て、アウトロへと至るまで、まるでDJセットのような精緻なトランジションで構成されている。鋭く正確な展開は、EP全体をひとつの生き物のように呼吸させ、リスナーに没入体験を与える。

リリース情報
アーティスト:Mount XLR
タイトル:Phase i
リリース日:2025年9月11日(木)
レーベル:SoundSupply_Service
Mount XLRは、このデビューEPを通じて、過去と現在、ローカルとグローバル、緊張と解放が交錯する新たな音楽体験を提示する。ソウル発の新鋭によるこの一枚は、ベース・ミュージックの進化における重要なピースとなるであろう。