ブライアン・ジャクソン × マスターズ・アット・ワーク × オマー──歴史的名曲が最新フロア仕様に

2025年8月27日

ソウル／ジャズ界の巨匠ブライアン・ジャクソンと、故ギル・スコット・ヘロンとの共作で知られる代表曲「The Bottle」が、2025年8月4日に最新ヴァージョンとして蘇った。今回のリリースは〈BBE Music〉より配信され、ヴォーカルにはUKソウルのレジェンドオマーを迎え、プロデュースはマスターズ・アット・ワークが手がけている。

魂のヴォーカルとダンスフロアの熱量

オマーによる崇高な歌唱が原曲に新たな命を吹き込み、マスターズ・アット・ワークによる緻密なプロダクションが社会的メッセージと躍動するビートを融合。ジャクソンとスコット・ヘロンの反骨の精神を受け継ぎつつも、2025年のフロアに響き渡る「喜び」「炎」「社会意識」を宿した作品に仕上がっている。

細部にまで宿る職人芸的なサウンドデザインは、参加ミュージシャンの高度な演奏力と相まって、「The Bottle」を壮大な領域へと進化させた。最終的なミックスはブライアン・ジャクソンの最新アルバム『Now More Than Ever』に収録するには長すぎたものの、「ファンは完全版を聴くべき」という総意のもと、シングルとしてリリースされることとなった。

新作アルバムとEPにも注目

「The Bottle」に加え、マスターズ・アット・ワークが全面プロデュースするブライアン・ジャクソンの新作アルバム『Now More Than Ever』のリリースも控えている。そこには、リッチ・マディナを迎えた「Winter In America」、ムーディーマンやブレイズのジョシュ・ミラン、Jアイビーらをフィーチャーした「Racetrack In France」など、ギル・スコット・ヘロンとの時代を象徴する名曲の最新カヴァーも収録予定である。

さらにアルバムに先駆けて、これらの楽曲を収めた2枚組EPがアナログ盤でリリースされることも決定しており、レア・グルーヴ／ソウル・ファンからクラブリスナーまで必聴の内容となっている。