
2025年夏、イビサで最も注目を集めた新会場[UNVRS]が、記念すべきデビューシーズンのクロージング・シリーズに突入する。オープン以来、最先端の音楽とテクノロジーが融合するこの空間は、クラブカルチャーの未来像を提示し、すでに“新たな文化的ランドマーク”としての地位を確立した。
アニマが描いた“音楽と光の量子世界”
クロージング初日(8月26日)を飾るのはアニマ。シーズンを象徴する光と音のイマーシブな世界観は、アーティやソロモンとのB2B、さらにはトラヴィス・スコットのサプライズ出演など、数々の伝説的瞬間を生み出してきた。ファイナルではドム・ドラ、カシアン b2b ケビン・デ・ヴリーズを迎え、さらなる驚きを予感させる。


エリック・プライズ「HOLOSPHERE 2.0」がイビサ最大規模の舞台演出に
9月1日にはエリック・プライズが5年の歳月をかけて完成させた「HOLOSPHERE 2.0」がラストを迎える。直径8メートル、重量8トンにおよぶ球体ステージを駆使した圧倒的なオーディオビジュアル体験は、イビサ史上最大規模のライブ演出と称される。


カール・コックス、10年ぶりのイビサフルシーズンを完遂
「CARL IS BACK」の言葉通り、10年ぶりに本格的な夏を過ごしたカール・コックスのサンデー・レジデンシーは、ケミカル・ブラザーズ、ポール・カークブレンナー、メシオ・プレックスらを招きながら伝説を更新した。9月21日のクロージングではNic FanciulliとのB2Bを含む豪華布陣が集う。


フィッシャー、ジェイミー・ジョーンズ、デヴィッド・ゲッタ、エルロウと続く
- FISHER(9月25日):天井からの派手な降下演出やクリス・レイクとの共演など話題をさらったレジデンシーを、ルチアーノとのB2Bを含む豪華セットで締めくくる。
- Jamie Jones「Paradise: Sands of Solaris」(10月1日):時間旅行をテーマにした新コンセプトが最終章へ。リッチー・アーメッド、ワッフらが出演。
- David Guetta「Galactic Circus」(10月3日):劇場型の演出で金曜の夜を塗り替えたゲッタの新レジデンシー。ミス・モニークの出演も決定。
- elrow(10月4日):カーニバル的熱狂で知られるパーティ集団。最終回ではアダム・ベイヤー、クルーニー、パコ・オスーナらを迎え、新テーマを初披露する。




グランドフィナーレ「The Trilogy」
10月12日には、Ushuaïa、Hï Ibizaとの提携による前代未聞の三部作クロージング「The Trilogy」が開催される。800時間以上に及ぶ音楽と演出で彩られた[UNVRS]初シーズンを総括し、イビサ史に刻まれるフィナーレとなる。
[UNVRS]が描くクラブカルチャーの未来
[UNVRS]は、UshuaïaやHï Ibizaを手がけたヤン・ピセネム率いるThe Night Leagueによって創設された。クラブの贅沢さとアリーナ規模のスケールを融合し、音楽と建築、テクノロジーを横断する没入型体験を提供するこの新会場は、早くも世界的なナイトライフの指標となりつつある。