カマリ、セカンドアルバム『To Dry A Tear』で描く“映画のようなR&B”──悲しみ、愛、自己探求を音に刻む11の物語

R&Bシーンで急速に存在感を高めるマルチ・インストゥルメンタリスト、Khamari(カマリ)が、ついにセカンドアルバム『To Dry A Tear』をリリースした。2023年のデビュー作『A Brief Nirvana』で築いた評価をさらに押し広げ、夏から連続でドロップされた先行シングルで既に話題沸騰。今回の作品は、2年以上を費やした深くパーソナルな音楽的ジャーニーだ。

アルバムのテーマは、悲しみ、希望、愛、自己探求。ソウルフルな全11曲には、繊細なピアノアレンジ、生々しいギターリフ、鮮やかなストリングス、催眠的なパーカッションが緻密にブレンドされている。煙のように漂う「I Love Lucy」から、物語の幕を閉じる「Apollo Eighteen」まで──夜更けの内省から夜明けの洞察までが、一本のフィルムのように連なっていく。

「『To Dry A Tear』は、『A Brief Nirvana』以降のストーリーテリングと音楽性の進化形。過去作では何かを探し求めていたけど、今作では不穏さに身を委ねながら物語性を重視した」
「全ての曲は過去2年間の人生の断片。“I Love Lucy”から“Lord, Forgive Me”、そして“Euphoria”まで、インスピレーション源を掘り下げ、真実が見えるまで向き合った」
— Khamari

痛みを研ぎ澄ませたミニマリズムの「Close」、落ち着かない衝動を抱える「It’s A Mad World」、赤裸々な告白が刻まれた「Lord, Forgive Me」。どの曲にも、彼が意識的に追求する“目的の輪郭”がくっきりと刻まれている。クラシックR&Bとソウルの温もり、現代オルタナティブミュージックの実験性、その両方を抱き合わせることで、彼は独自の声を一層強く響かせる。

Khamariプロフィール

ボストン生まれ、現ロサンゼルス拠点。シンガーソングライターであり、複数の楽器を自在に操るマルチ・インストゥルメンタリスト。R&B、オールドソウル、オルタナティブロックを横断したソウルフルなサウンドが特徴。
4歳でバイオリンを始め、クラシックを学びながら独学で自分の音楽世界を築く。2020年にEP『Eldorado』でデビュー。2023年に『A Brief Nirvana』をリリースし、「Doctor, My Eyes」「These Four Walls」などの代表曲で累計1億3,000万ストリーミング超を記録。新作『To Dry A Tear』では、ディアンジェロやスティーヴィー・ワンダー、ジェフ・バックリィ、マジー・スター、そして映画監督クリストファー・ノーランからの影響を昇華させている。

リリース情報

  • アーティスト:Khamari
  • タイトル:『To Dry A Tear』
  • 形態:配信中
  • 配信リンク:こちら
  • レーベル:Encore Recordings

Tracklist

  1. I LOVE LUCY
  2. HE SAID, SHE SAID
  3. ACRES
  4. SYCAMORE TREE
  5. LONELY IN THE JUNGLE
  6. HEAD IN A JAR
  7. CLOSE
  8. LORD, FORGIVE ME
  9. IT’S A MAD WORLD
  10. EUPHORIA
  11. APOLLO EIGHTEEN

Music Videos

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The Orchard Japanについて
ニューヨーク本社を拠点に、世界45以上の市場で活動。音楽配信とアーティスト&レーベルサービスにおいて、テクノロジーを駆使したグローバル展開をサポートするディストリビューター。

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